海外に住んで、日本で作るような料理を日々作ろうと思うと、調味料が問題になります。東南アジアでは基本的に値段を考えなければ、ほとんどの調味料は手に入ったのですが、ザンビアのルサカで手に入るのは限定されたものだけ。ここでは、この3か月間、実際に使ってきたものを紹介したいと思います。
スーパーマーケットで買えるもの
塩、砂糖、こしょう
まず、問題なくスーパーマーケットで揃うのは、塩と砂糖、こしょう。種類は多くないですが、現地の人も使うものなので、値段も日本より若干安い。塩はピンクソルト(岩塩)、シーソルト、食卓塩(テーブルソルト)。砂糖は、一般的にグラニュー糖(上白糖は見たことがありません)、少し色の付いたブラウンシュガー、粉砂糖、お店によっては黒砂糖があることも。こしょうは、ミルに入った黒こしょうが手に入ります。

ピンクソルト


グラニュー糖

お酢
もちろん日本の穀物酢、すし酢はありませんが、ホワイトビネガーで代用できます。ザンビア産のお酢を買ってみたら、ただ酸っぱいだけだったので(発酵熟成させてないのかも)、南アフリカ産をおすすめします。ホワイトビネガー他、アップルビネガーやワインビネガー、バルサミコ酢も手に入るので、お酢には困らないと思います。

ケチャップ、マヨネーズ、ソース
ケチャップはすこし甘みが強いものの、南アフリカから来ている、ALL GOLDのケチャップは、トマトが濃いめでおいしいです。ザンビア産のケチャップは、サラサラ薄めで人工的な色をしているので、ちょっと敬遠。
マヨネーズは、日本のものと比べると油の香りなのか、においに癖があってやや甘め。でも2種類くらいしかないので、メインで売られているものを使っています。サラダなどに少し使う程度であれば、今のところそんなに気にならないです。
ソースは、RIVONIAのHUNTERS Brown Sauceが日本の中濃ソースに近いというのを発見したので、それ以来代用しています(ソースの記事へ:ザンビアでソース風の調味料を発見!)。



スパイス類
イギリス統治時代からのインド移民の影響でインド人コミュニティがあるからか、各スパイスは豊富に手に入ります。今のところ、シナモン、ローズマリー、パセリなど買ってみましたが特に問題ないです。ただ、割とパッケージに穴が開いていることが多いです。一度、粉唐辛子に虫がいたことがあったので、注意して購入することをおすすめします。
スパイスは、スーパーマーケットのSHOPRITEなどになければ、インド系の食材店「Premuni」で探すと見つかることも。Google Mapsで「Premuni」と検索すると、EastPark Mallや、Pinnacle Mallなど、いくつか店舗が出てくると思います。



その他
油系は、サラダオイル、オリーブオイル、バター。粉系は、小麦粉は手に入ります。片栗粉はありませんが、とうもろこし粉が手に入るので、とろみをつけるときは代用しています。また、中国系スーパーマーケットではポテトスターチが手に入るので、これが一番日本の片栗粉に近いと思います。



中国系スーパーマーケットで買えるもの
醤油
日本料理にかかせない醤油は、スーパーマーケットのSHOPRITEなどで売っている店舗もありますが、250mlで1,000円ちょっとくらいするので、私は1.9Lで600円弱の中国の醤油で代用しています。あまり味に敏感な方ではないので、いまのところ問題なしです。


中華調味料系
日本人が作る中華料理系に使う調味料は手に入ります。ごま油、オイスターソース、甜麺醤、豆瓣醬(豆板醤)など。値段も日本とそんなに変わらないと思います(日本でもそんなに安いイメージはないので)。中国の豆瓣醬は、日本の豆板醤と違い、唐辛子が入っていないので、日本のレシピで使う場合は、唐辛子を追加する必要がありです。



その他、ラー油、胡麻、花椒なども入手可能です。それから使ったことはないですが、鶏がらスープの素は、中国の「鶏精」が手に入ります。
ザンビアでは買えないもの
今のところザンビアで見たことがない、日本の家庭料理で一般に使う調味料は、みりん、日本酒、味噌、だしの素。持ってきたものを細々と消費しています。
使い切ったらみりんは砂糖で、日本酒はワインで代用できそうですが、味噌とだし類が困るかも。。。味噌汁好きな方は、この2つは日本からの準備をおすすめします。ちなみに私は自家製味噌を作成中です(味噌の記事へ:ザンビアで味噌を作ってみた)。