南半球のりんご

りんごイメージ 食べ物

ザンビア ルサカのスーパーマーケットで、手軽に手に入る果物といえば、りんご。暮らし始めて6か月間、りんごはずっと目にしています。基本的には南アフリカ産の輸入物になりますが、見たことのない種類がいろいろ。よく海外でランチのシーンに出てくるような手のひらに入る、日本のりんごに比べてかなり小さめなサイズのものです。南アフリカは季節が逆転するので、収穫は2-4月くらい。自分たちで食べると言うより、ヨーロッパなどに輸出するための果物をたくさん生産しているそう。

りんごはどこでも食べれると思って、避けてきたのですが、最近お菓子に入れるために買ってみるようになりました。歯ごたえが無くて味のはっきりしないものだろうなと、勝手に想像していたのですが、品質が思ったよりいいです。今日は今のところ食べてみた、3種類ほどご紹介したいと思います。

グラニースミス

グラニースミスイメージ
グラニースミス

グラニースミス(Granny Smith)は、南アフリカで3番目によく生産されている、青りんご。外の皮もきれいな黄緑をしていますが、切ってみても、中がほのかな緑色をしています。特徴は、果肉はぎゅっとしっかりしていて、シャキシャキの歯ごたえ。日本の甘いりんごに慣れていると、酸味を強く感じます。グラニースミスはオーストラリア原産のりんごで、ヨーロッパで人気だそう。酸味が強いため、甘いお菓子に入れても存在感が感じられるので、アップルパイなど調理用として使用されることが多いとのこと。酸味好きな人におすすめのりんごです。

クリップスピンク/ピンクレディー

クリップスピンクイメージ
クリップスピンク

クリップスピンク(Cripps Pink)は、南アフリカでは4番目によく生産されているりんご。黄色と赤のコントラストで少しピンクっぽく見えて、見た目が可愛らしいです。見た目で選ぶなら、このりんごが一番かわいい。特徴は、シャキシャキ感と濃厚な酸味と甘さのバランスの良さです。個人的に酸味もある果物が好きなので、食べた中では、このりんごの味が一番好きです。クリップスピンクはオーストラリアのジョン・クリップスさんによって開発されたりんごで、一定の品質基準を満たしたものだけが、ピンクレディー(Pink Lady)という商標登録されたブランド名で販売されているそう。甘い中にも酸味がある果物が好きという人におすすめのりんごです。

トップレッド

Topred Apple イメージ
Topred Apple

トップレッド(Topred)は、南アフリカで5番目によく生産されている、深紅のりんご。大きさは小さいですが、見た目が日本で見るようなりんごなので、初めて買ったりんごはこれ。特徴は、シャキシャキ感はあるものの、やや果肉が柔らかく、主に甘みを感じます。トップレッドはアメリカのコロンビア原産のりんごで、料理などに使うと柔らかいので、煮崩れするかも。酸味のない甘さが好きな人におすすめのりんごです。

保存には

りんごは低温多湿を好む果物。たくさん買ったら外に放置したくなりますが、冷蔵庫に入れておくと鮮度が全然違います。本当なら1個ずつペーパータオルにくるんで、乾燥を防ぐのがいいそうですが、すぐに食べてしまうし、さすがにザンビアでそこまでは。。。熟成させるためのガスを出すので、他の食材が傷まないように、きちんと袋を閉じて保存するのがよいです。

タイトルとURLをコピーしました