ザンビア ルサカ暮らしもちょっと一息

Mukambi Safari Lodgeでみた鳥イメージ ザンビア

ザンビア ルサカ生活も8か月目に入り、休暇で日本へ一時帰国することになりました。1か月ほど日本へ戻るので、更新を続けてきたこのブログも、しばし休憩します。休憩の前に、ザンビアについてここまでで思ったことを少し。あくまで個人的な感想なので悪しからず。

生活について

治安について

身の危険を感じないで過ごせるのは、ザンビアのいいところのひとつ。もちろん、引ったくりやスリ、泥棒に遭った話は聞くので、身の回りのものに気を配るとか、日ごろ目立たないようにするとか、日が暮れたら道を歩かないとか、セキュリティ対策がされている家に住むとか、最低限の注意は守る必要があります。でも、日中なら大通りは独りで歩いていて不安は無いし、他国と比べて治安がいいと感じます。

のんびりイメージ
リビングストンで会ったねこ

健康面について

健康面でみると、来た当初の水が原因の胃痛以外は、今のところ特に体調も崩さずです。外国人も行くようなレストラン以外には行っていない、ということもありますが、冷たいドリンクの氷でもお腹を壊したことはないです。唯一、洗っている水がやや心配なので、生サラダは食べないようにしています。胃が丈夫な方は問題ないかもですが、未だ、生野菜を食べると、胃の調子が悪くなることが多いです。

ザンビアでは、最近ちょうどコレラが流行していて、スーパーマーケットに入るにも、手の消毒を求められるようになってきたところです。雨期による水の衛生環境の悪化で、1日における国内コレラ新規感染者数736例(2024年1月9日保健省発表)にまで広がり、2024年度1学期の学校開始日が延期されるなど、かなり深刻。日本大使館から注意喚起メールがきていましたが、最近は直接、携帯電話にも、注意喚起のSMSが送られてきます。外のトイレ利用はできるだけ避ける、生野菜、果物は避けるなど、雨期が終わるまでは気をつけたほうが良さそうです。

消毒求めるイメージ
SHOPRITE入口で手の消毒が
SMSの注意喚起
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移動手段について

思ったより大変だったのは、移動手段。どこへ行くにも歩くのが大変な距離、自転車は安全上不可なので、ルサカは車があると無いとでは、全く生活が変わります。地元の人が利用する、安いミニバスは買い物には乗りこなすのが難しく、タクシーも、支払いも含めアプリで完結するくらい使いやすかったらいいのですが、まだまだ電話でのやり取りが必要で、現金が主流。うちに車が来てからは、生活のストレスが半減しました(車の記事へ:ついに来ました、幸せの黄色い子)。気軽にいつでも買い物に出られるし、買う量も気にせずによくなりました(それでも引きこもりがちですが)。

ミニバスイメージ
街中を頻繁に走るミニバス

物価について

もうひとつ、意外だったのは物価の高さ。安くはないだろうとは思っていたものの、正直、ここまでとは。ザンビアは多くのものを輸入に頼っているため、日本と同じような暮らしをしようと思うと、関税や輸送コストが入った高い輸入品を買うしか選択肢がありません。それも贅沢品ではなく、トイレットペーパーやティッシュなどにはじまる、日用品からしてそうなので、日本で暮らすより生活費がかかります。

また、私たちが躊躇するような高級品を、一部のザンビアの人は何ともなしに買っているのもびっくりしました。スーパーマーケットで普通に買い物をしている現地の方は、基本的にお金持ち。貧富の差が激しいです。

ザンビアの国内旅行も物価に比例して、想定していたほどは安くはなかったです。この値段なら、ヨーロッパとか、他のアフリカ旅行に流れる人が多いだろうな。

スーパーマーケットイメージ
物はたくさんあるように見えます

人々について

ザンビアの中でも、ルサカと地方とで変わるとは思いますが、人は全体的に優しい印象があります。もちろん、時に微妙な人に出会うこともありますが、アフリカの中でも地方っぽくて擦れてないと言われているのは、なるほど、おっとりしている気がします。近所の人は会えば挨拶してくれますし、声を掛けると、笑顔で返してくれます。

少し不思議に感じる点は、ときどき「何かちょうだい」っていう人に出会うこと。日ごろそうやって暮らしている人から言われるのは想定内ですが、極めて普通の人です。向かいから歩いてきた青年に突然声を掛けられて、歩いて帰るのが大変だから、タクシー代ちょうだい、とか(私も大荷物持って歩いているのに)。スーパーマーケットでこれ買うのにお金が足りないから、足りない分ちょうだい、とか。たまたま入ったレストランの駐車場のセキュリティが、お昼代ちょうだい、とか。もちろん多くの人がそんなことしないし、チップなどのお金のやり取りも堂々とするのを好まない人もいます。今まで行ったアジアの国の中では無かったことで、しかも「ちょうだい」頻度が高いので、文化的なことなのか、援助慣れから来ているのか、謎です。

ザンビアの人の日本人に対するイメージは、ほとんどの場合TOYOTAのイメージ。多くの人がTOYOTAの車に乗っているので、車の話になると、日本を褒めてくれます。ザンビアには中国人が多く住んでいるので、見た目でニイハオと挨拶されることが多いですが。。。

日本の車イメージ
日本の車は人気が高い

食事について

週1回は、中国系市場へ野菜類を買いに出かけることが多く、今のところだいたいの日本食レシピは作れるので、自炊には困りません(中国系市場の記事へ:JCS Food Market)。魚が数種類しか手に入らないのは、魚好きとしては残念ですが(魚の記事へ:ザンビアで魚と言ったらHake)。調味料も基本的なものは手に入るので(調味料の記事へ:ザンビアで使っている調味料)、野菜の虫や、水の扱い、電気コンロの使いにくさで、日本で料理するよりはだいぶ手間はかかりますが、想像していたほど不便は感じません。

はじめのうちは、週末は外食していましたが、どうしても西洋料理、インド料理の脂質の多い系選択肢なるので、最近は、夕食に限っては、家の食事を充実させる方向にシフトしました。探すより作った方が早い。料理することが好きなほうではないので、誰かが作ってくれる食事に飢え始めてはいますが。日本食レストランが1軒も無いのは本当に大きいです。

オーブンがキッチンについていたのはよかったです。アジアでは基本的にオーブンはついてないので、アフリカならではなのかな。スーパーマーケットの製菓コーナーも充実しているので、簡単にパンやお菓子が焼けます。料理の幅も広がるので、オーブンもルサカでの食生活充実の助けになっています。

JCSイメージ
中国系市場 JCS

娯楽について

ルサカでの娯楽はなんだろうか。。。映画は見られます。カジノもあるし、クラブもそれなりにあるみたいですが、まだ、どれも行ったことはありません。今は、カフェに行くのが今の唯一の娯楽かも。

中華系カジノイメージ
中華系カジノ

日本に帰ったら、必需品の補充だけでなく、誰かが作ってくれたものをたくさん食べて、人と会ってたくさん話して、いろいろ充電してこようと思います。

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