ザンビアで牛乳クリームチーズからチーズケーキを作ってみた

チーズケーキイメージ やってみた

2月にルサカに戻ってみると、さらに物価が上がっている模様。いろいろな物の値段が、20%くらいアップしている気がします。多くのものを輸入に頼っているザンビアは、為替の影響を大きく受けるので、ザンビアの通貨、クワチャが米ドルに対してレートが悪くなっているのが原因かと思います。

以前にクリームチーズが手に入らないとお話しましたが(クリームチーズの記事へ:MOSIはどこへ?)、ここしばらくクリームチーズが見当たらないし、あってもこの物価高の影響で日本の倍くらいの値段がしそうなので、牛乳からクリームチーズ風を作って、さらにベイクドチーズケーキタルトを作ってみることにしました。

牛乳クリームチーズレシピ

牛乳クリームチーズ材料(できあがり量330gほど)

  • 牛乳 2L(ザンビア産の冷蔵のもの)
  • お酢 100cc(味がついていないもの ザンビア産のお酢がおすすめ)
  • ヨーグルト 大さじ2 ※無しでも可
  • 塩 3g(出来上がった量の1%)

牛乳クリームチーズ作り方

普段ザンビアでは、品質の問題で、常温で保存が可能なロングライフの牛乳を買っているのですが(牛乳の記事へ:ザンビアの牛乳)、今回は量を使うので、割安な冷蔵のザンビア産の牛乳を使いました。賞味期限をよく見て、新しいのを買ったら、今回は大丈夫でした、よかった。

ザンビア産の牛乳イメージ
冷蔵の牛乳

牛乳を鍋に入れて、おおよそ60℃まで温めていきます。納豆づくりに温度計があると便利なので、今回の帰国時、日本から100円均一のものを買ってきたのですが(納豆の記事へ:ザンビア ルサカの標高の影響は納豆にも?)、それを使ってみました。65℃以下で作ると、滑らかなクリームチーズになるそうですが、沸騰しなければ大丈夫だと思います。

牛乳を60℃に温めるイメージ
60℃くらいまで温める
ザンビアのお酢
お酢を入れるイメージ
お酢を入れる

温めた牛乳にお酢を入れ、ヘラで大きく数回かき混ぜて5分ほど分離するのを待ちます。あまりかき混ぜると塊が細かくなってしまうので、数回がいいと思います。それをキッチンペーパーで濾していきます。今回は量が多かったので、途中から目の細かいざるで濾してしまいました。そして乾燥しないようにキッチンペーパーで包んで、さらに3時間ほど冷蔵庫に置き、水を切ってチーズにしていきます。(出てきた水、ホエーは、スープなどの料理に後で使いました。)

分離を待つイメージ
5分ほど完全に分離するのを待つ
水を切るイメージ
キッチンペーパーを使って濾します

水を切ってできたチーズの重さを計り(今回は300gほどできました)、1%の塩(3gほど)、さわやかさを加えるためお好みで、ヨーグルトを大さじ2杯加え(入れすぎるとヨーグルト風味が強くなります)、よく混ぜて出来上がりです。塩分量はやや塩味がつく程度で、市販品よりは減塩ですので、用途やお好みで増やすのがいいです。

塩を入れるイメージ
1%の塩を入れる
ヨーグルトを入れるイメージ
ヨーグルトを入れる
ブレンダーイメージ
ブレンダーで滑らかにする

牛乳クリームチーズを何に使うかで違いますが、滑らかさが欲しい場合は、ブレンダーやフードプロセッサーで混ぜたり、濾したりすると市販品のようにつるっとします。また、市販のクリームチーズよりあっさりしているので、コクが欲しい場合は、溶かしバターを5%ほど加えるのがおすすめです。今回はこの後チーズケーキを作るときに加えました。

クリームチーズ出来上がりイメージ
牛乳クリームチーズの出来上がり

今回は手軽に作るためお酢を使いました。いつも料理に使っているのは、南アフリカ産のお酢ですが、今回に限ってはザンビア産のお酢の方が味がついていないのでおすすめです。レモン汁を使うともっとさわやかになりそうです。次回試してみようと思います。

ベイクドチーズケーキタルトレシピ

ベイクドチーズケーキタルト材料(22cmタルト型)

タルト生地

  • バター 90g
  • 砂糖 30g
  • 卵黄 1個分
  • 塩(バターが無塩の場合) ひとつまみ
  • バニラエッセンス 数滴(お好みで)
  • 薄力粉 160g

チーズケーキ生地

  • 牛乳クリームチーズ 300~350g(多少量は上下しても大丈夫です)
  • 溶かしバター 15g
  • 砂糖 60g
  • 生クリーム 100g
  • レモン汁 大さじ2
  • 薄力粉 大さじ2
  • 卵 1個

ベイクドチーズケーキタルト作り方

タルト生地の材料を泡立て器で順番にすり混ぜていき、最後に小麦粉をふるって加え、ヘラで生地をまとめ、ビニールに入れます。出来上がった生地を冷蔵庫で30分ほど休ませます。

材料を混ぜるイメージ
材料を順に混ぜていく
ヘラで生地をまとめる
ビニールに入れて冷やすイメージ
ビニールに入れて生地を休ませる

休ませた生地をタルト型の大きさに合わせてビニール袋の上からめん棒である程度伸ばしておき、袋を破って型に実際に敷いていきます。後で型から取りやすいように、型にはアルミホイルを事前に敷いておきました。焼くと生地が膨らむことがあるので、フォークなどで全体に穴を開けておき、160℃に予熱しておいたオーブンで30分ほど焼きます。

袋の上から型の大きさに伸ばす
型に敷くイメージ
型に敷いてフォークで穴を開けて焼く

タルト型を焼いている間に、チーズケーキの材料を泡立て器で順番にすり混ぜていき、最後に滑らかさを出すために濾しておきました。

材料を混ぜるイメージ
材料を順に混ぜていく
濾すイメージ
濾して型に流し込む
焼く前イメージ
150℃で50分ほど焼く

焼きあがったタルト型の上にチーズケーキの生地を流し込み、少し上から数回落として、気泡をつぶしておきます。最後に150℃に予熱しておいたオーブンで50分ほど焼いて完成です。

ベイクドチーズケーキタルト完成イメージ
出来上がり

チーズケーキにしてしまったら、お酢のにおいも気にならないし、バターを入れたので、コクも出て、市販のクリームチーズで作ったものと大きな遜色はないと思いました。やや手間はかかりますが、家計にやさしいし、牛乳クリームチーズを使ったチーズケーキもいいかも。

翌日、残った牛乳クリームチーズを食べてみましたが、作った当日に比べてあまりお酢が気にならなくなっていました。そのまま食べるなら、1日寝かせるのがおすすめです。

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