結論、市販の納豆菌は強い

納豆ご飯 生活

今回の日本一時帰国で、6パックほど納豆を持ってくることができました。前日までに冷凍して、保冷剤と一緒に二重に保冷袋に入れて、日本出発から27時間ほど経過、完全に解凍されてはいましたが、そのまま冷凍庫へ。おいしさを考慮すると、冷凍解凍を繰り返すのは微妙かもですが、納豆を作る際に菌を使うだけなので、菌が元気であれば問題ありません。

市販の納豆

さっそく、納豆を作ってみました。いつものように大豆250gを水に浸して冷蔵庫で1日置き、指でつぶれるくらいまで圧力鍋で柔らかく蒸していきます(詳しい納豆の作り方の記事へ:ザンビア ルサカの標高の影響は納豆にも?)。大豆はもちろん茹でても大丈夫ですが、水がたくさん必要なので、節約のため海外では蒸すことが多いです。

大豆250gイメージ
大豆250g
1日水に浸しておくイメージ
1日水に浸しておく
指でつぶせるくらいまで柔らかく蒸すイメージ
柔らかく蒸す
使用する容器は熱湯消毒

ここで市販納豆の登場。冷凍納豆パックから、小指の先くらいの量を削り取って容器に移して熱湯を入れ、納豆菌液を作ります。蒸し上がった熱々の大豆に納豆菌を混ぜ、酸素がよく入って水が溜まりにくい穴の開いた容器に移し、ヨーグルトメーカーにセットします。24時間発酵させ、1日冷蔵庫で寝かせれば完成。

納豆液イメージ
納豆に熱湯を合わせて納豆液を作る
納豆液と混ぜる
ヨーグルトメーカーにセット

結論、納豆菌からより、市販の納豆から作る方が、納豆が作りやすいです。納豆菌が強いので、菌自体から作るより、発酵のスピードが速く、24時間で十分に納豆になりました(菌自体から作ると36時間)。当初、東南アジアでやっていたやり方(穴の開いた容器に移さず、納豆菌を混ぜた容器のまま作り、12時間後に1回全体を混ぜるというもの)でも、若干粘りが減るものの、ちゃんと納豆ができました。今までの失敗は、ただただ納豆菌の強さが足りなかったという。

納豆の完成イメージ
24時間後に納豆完成

ちなみに、納豆のタレは、醤油 大さじ1.5(あれば、出汁醤油 大さじ1/2、醤油 大さじ1)、酒 大さじ1/2、みりん 大さじ1、砂糖 小さじ1(甘めが好きであれば小さじ1と1/2)、だしの素 小さじ1/2、酢 少量を混ぜ、電子レンジで1~2分ほど加熱してアルコールを飛ばして作っています。この量で、1人前50g 10個分いけるかと思います。

納豆のタレイメージ
納豆のタレ

市販納豆は冷凍にしてしまえば、納豆の種としてなら少なくとも半年は使えるので、これで以前のように毎日の食卓に納豆を出せそうです。

後日談

しばらくは問題なく納豆が出来ていたのですが、完全に乾季になると、また納豆が粘らなくなりました。いろいろ試してみて、結局のところ、ザンビアでは湿度管理が一番大事なのかもと結論(納豆が粘らなくなった記事:ザンビアの乾季と納豆の憂うつ再び)。温度に関しては、多少高くても低くても納豆菌は割と強いので問題ありませんが、出てくる水分が多くなると途端に菌の勢いがなくなります。東南アジアで作っていた時は、こんなことは一度も無かったですが、ザンビアでは季節ごとの調整が必要になるようです。

タイトルとURLをコピーしました