このところよく、さつまいもをスーパーマーケットで見るようになりました。去年の今頃も、目に入ってはいたのですが、ザンビア ルサカ暮らしを始めたばかりの頃だったので、さつまいもよりも、もっと日常使いの野菜に関心が。というのも、こちらのさつまいも、日本のものに比べると白くておいしそうに見えない。そのうち買ってみようと思っていたら、時期を逸してしまって現在に至ります。南半球は日本と季節が反対なので、品種にもよるそうですが、スーパーマーケットで売られていることが多い南アフリカ産のものは、10~12月ごろ植え付けして3~5か月で収穫、寒い時期の今が旬の野菜のようです。

ちなみにスーパーマーケットでは時期によって見なくなりますが、ザンビアではさつまいもの葉を食べるため、年間を通じて道端に売られているそうです。確かに、12月にマンゴーと一緒に売られているのを見たので、あるところにはあるみたい(マンゴーの記事:ドライブ日和はマンゴー日和)。

今回、1kgの手ごろな袋があったので、これくらいなら消費できるかなと思って購入してみることにしました。最近SHOPRITEでは、見慣れない果物や野菜に関しては、切った面を見せて売られていることが多いです(メイン画像)。今回のさつまいもも同じで、私もこの戦略で食べてみようかな、という気に。


日本では近年色々な種類が出ているので、さつまいもは品種名を出して売られていますが、こちらでは品種名はなくて、SWEET POTATOESとだけ書いて売られています。今回買ったのは南アフリカ産。南アフリカでも数種類のさつまいもが出回っていて、今回のものは皮が白で、果肉がクリーム色でしたが、皮が紫のものや、果肉が完全に白、オレンジのものもあるみたいです。品種名が分ると面白そうなのに。
さっそく夕食に使ってみようと出してみると、ゴツゴツしていて、見た感じとても乾燥していましたが、触ってみるとつるすべっとしていて、日本のレンコンのような感じ。皮をむいて切ってみると、果肉はやや一部オレンジがかったクリーム色をしていました。日本のさつまいもと同じように断面がすぐに黒ずんできたので、あく抜きが必要なのは同じです。

今日は味を見るために、味噌汁に入れてみました。火が通ると、オレンジ色が濃くなります。そんなに煮崩れもせずにきちんと形を残したまま柔らかくなったので、料理にも使えそう。さてお味はというと、想像通り、日本のさつまいもに比べて優しい甘み。日本のさつまいもと、じゃがいもの中間のような。でも、東南アジアで食べたさつまいもよりは甘味がある気がしました。

さつまいもは、採れたてより(採れたてかはわかりませんが)、しばらく置いておいた方が糖度が上がって甘くなるので、寒さと乾燥に気をつけて2週間ほど置いてみて、また食べてみたいと思います。