ある日の朝のこと、車で送って欲しいというので、黄色い車のエンジンをかけようとキーを回したところ、「カチカチッ、カチカチカチッ」と音がして、エンジンかからず。昨日、器用で何でもできる集合住宅地のスーパー仕事人のケルビンさんに洗車をお願いして、埃だらけの黄色い子をピカピカにしてもらったばかりだったのですが、何か問題が起きた?結局、徒歩で行ってもらうことに。
しばらくして、頼りになる重鎮ドライバーさんに来てもらい、ボンネットを開けて見てもらうと、恐らくバッテリーだろうと。ザンビアに来て思うことのひとつ、車をはじめとした機械に詳しい人がとても多いです。正直、ボンネットの開け方からしてとても曖昧な私たち、とても頼もしく助けられています。
集合住宅地の庭師さんにスパナ2つを借りて、電極につないで通電?させると、バチっと火花が飛びました(感電しそうで怖すぎる!)。バッテリーは完全に壊れているわけではなく、バッテリーに蓄えられた電気が無くなった、いわゆるバッテリーが上がった状態とのこと。

集合住宅地内の家々の、お付きの運転手さんたちも集まってきて、いろいろ助言してくれます。バッテリーが上がってしまったときの対処方法のひとつが、ジャンプスターターという、小型バッテリーの使用だったり、他車のバッテリーをうちの車のバッテリーにケーブルでつなぎ、必要な電力を分けてもらうジャンプスタートという方法がありますが、ジャンプスターターも、ケーブルも誰も持っておらず。

最終的に、黄色い車からバッテリーを外し、別の車のバッテリーにこれまた2つのスパナで少しの時間通電させて充電を行いました。素手でバッテリーを持っていて、感電しやしないかヒヤヒヤ。また黄色い車にバッテリーを戻し、エンジン再始動。「ブルルルルルブォーン」思わず拍手!しばらくエンジンを掛けっぱなしにして、充電させます。
そもそもの原因は、バッテリーの経年劣化のようです。蓄えられる電力が少なくなって来ていて、恐らく昨日車を掃除してもらった際に、ドアを開けておく時間が長かったのかも(1時間もかかってないと思いますが)。ここ数日は車を使っていないし、ドアを開けておくと、車内灯が付く設定にしておいたので、よけいに電気を使ってしまったのではと思われます。
後日、新しいバッテリーに交換する運びとなりました。日本円にして10,000円強の出費になりましたが、まだまだ黄色い子には頑張ってもらわねばならないので、これで安心が買えれば。それにしても、シアボンガでバッテリーが上がることにならなくて、それだけでも本当によかった(シアボンガの記事:ルサカからシアボンガへ黄色い車で行ってみた)。

ちなみに、古いバッテリーは、今回助けてもらったドライバーさんに。車がボロボロになるまで乗り尽くすザンビア、このバッテリーでも、まだまだ需要はあるそうです。
