7月の4連休を利用して、ザンビア国内、シアボンガへ、2泊3日の旅行に行くことにしました(旅行の記事へ:ザンビア シアボンガ2泊3日旅行)。
1日目にLake Kariba Innsレセプションの向いにある、「THE MARINA SHOP」スタッフが案内してくれた個人向けクルーズプランは大きく分けて5種類。船のタイプは複数ありますが、基本的に乗船人数で決まります。
- Kariba Dam & Inlets
- Banana Island Bay & Kapenta Tour
- Banana Island Bay & Fish Farm
- Siavonga Tour (Kariba Dam & Inlets, Banana Island, Kapenta Tour & Sandy Beach)
- Lottery Bay Trip

動物などを見たりできるの?と聞いたところ、ただ、湖をクルーズするだけとの回答。カフエ国立公園などのようにガイドがついて案内するというよりは(カフエ国立公園の記事:カフエ国立公園 Kafue River(カフエ川)クルーズに参加してみた)、ただ船の上で景色を楽しむだけのよう。Kariba DamとKapenta Tourにはやや興味が出ましたが、日本円にして料金12,000円弱(2024年6月末時点)ほど。ただ船で巡る感じを2人で楽しめるかどうか。その他、2日目の16:00~18:00に、80人乗りの船でホテル主催のクルーズが実施されるとのこと。ややスタッフに熱意がなく、興味を引くような説明もなかったので、最終的に2日目の16:00~のクルーズに参加することにしました(日本円にして一人1,700円ほど)。
2日目の16:00少し前、船着き場に行くと2階建ての船の中には、もうすでに席取りをしているザンビアの人々が。自由席で、椅子とテーブルが適当に置いてあったので、2階の端に取りました。基本的にザンビアの人が多く、外国人で参加しているのは私たちを含む2組のみ。2階にはバーがあり、お酒を飲みながらクルーズを楽しめます。

16:30に船が出発すると、爆音で音楽が流れ始めました。ザンビアで感じることのひとつ、ザンビアの人、爆音でノリのいい音楽を聞くのが好き。ザンビアでは、日本に比べて大きなボリュームで音楽をかけているレストランも多いです。個人的にそれだけでとても居心地が悪く感じるので、スピーカーから遠いテーブルに座ったり、味はおいしくても、なるべくそういうお店は避けがち。船のエンジン音で若干かき消されますが、大きな音が嫌いな方にはおすすめできないです。以下ご興味があればクリックしてご覧ください(音量にご注意ください)。
音を除けば、だんだん日が暮れていく湖上の景色はとてもいい感じです。ちょうど出発した辺りで、カペンタ漁に行く船とすれ違いました。カリバ湖の漁業を支えているカペンタ漁は夜に行われます。日が暮れると、船に灯りをともし、光に集まるカペンタを網で捕まえるようです。(下記イメージはクリックで拡大します)






ちょうどクルーズの折り返し地点辺りで魚の養殖ケージが見られました。携帯の電波が使えたので調べてみると、Litapi Fish Farmの位置に当り、向かいの島が、Banana Islandだったので、個人向けのクルーズプランにあった「Banana Island Bay & Fish Farm」と同じルートを通っているようでした。
ザンビアは海がない内陸国ではありますが、水資源に恵まれているため、漁業はザンビア国内の食生活を支えると共に、重要な経済活動とされています。近年、ザンビアでは魚の養殖が活発化して、カリバ湖ではナイルティラピア(ザンビアでBreamと呼ばれるのがティラピア類のよう)のケージ養殖が盛んになってきているそう。



18:30、完全に日が落ち、船着き場に戻ってきました。ザンビア人は歌って踊ってノリノリ。もはや景色を楽しむというよりは飲んで盛り上がる場、どちらかというと、観光クルーズよりは日本の屋形船的存在に近いかもしれません。横の船でも貸し切りでクルーズ行われていて、合唱する声まで聞こえ、こちらの船以上の盛り上がりを見せていました。ホテル主催のクルーズに関しては、そういう気分の方、または大音量が気にならない方にだけ、乗船をおすすめしたいと思います。

