南半球は、だんだん寒くなってきた5月くらいから、柑橘類、特にみかんの季節に入り、7月に入って全盛期。スーパーマーケットの果物コーナーでは、りんごも売られてはいますが、ふじりんごはだんだんと消え、マンダリン(Mandarin)クレメンタイン(Clementine)がメインになってきました。
マンダリンは日本のみかんに比べてやや大きめですが、食べてみるとみかんの味。甘みが強くてジューシーです。クレメンタインはマンダリンから派生した一種で、やや小さめで、マンダリンと比べるとやや酸味があります。いずれにしても、南アフリカ産の旬の果物はおいしいです(特にFreshmarkブランドのものがおいしい)。
ちなみに、去年マーマレードジャムを作った際に、驚くほどおいしかったオレンジはまた季節が別で、10月頃が旬なよう(マーマレードジャムの記事:ザンビアでマーマレードジャムを作ってみた)。オレンジは常に売られているのでたまに買ってみるのですが、やっぱり旬の時期と味が全然違います。


(Clementine)


柑橘系コーナーが充実する中で、試して来なかったのがグレープフルーツ。日本ではギザギザスプーンで食べることが多く、もちろんザンビアにギザギザスプーンは無いので手を出さないできました。しかしながら最近割とよく見るし、調べてみると、グレープフルーツは旬の時期もほぼ他のみかん類と同じで、6月~11月に出回り、8月にピークを迎えるとのこと。南アフリカ産の旬の果物はおいしいし、もうすぐピーク。みかんは特にテンションは上がらないし、他に食べたい果物もないし、これは試してみるか、ということで今回買ってみることにしました。さつまいもの時もそうでしたが、SHOPRITEの切った面を見せて売る、最近の販売手法にやられた感もありますが(さつまいもの記事:アフリカのさつまいも)。



日本で言う、ルビーグレープフルーツのよう。皮がややオレンジがかっていて、切ってみると、きれいなピンクの果肉が現れました。見た目だけで、パツンと果肉が張っていて、果汁が詰まっているのがよく分かります。食べてみると、これはおいしい!久々にヒットです。旬の間は買ってみようと即決しました。
ギザギザスプーンはないので、簡単な切り方は2通り。1. はじめに横半分にしたものを4等分にくし切り、食べやすいように果肉に切れ目を入れる。2. はじめに縦半分にして、4等分にくし切り、皮を外して2等分にして、フォークで食べられるように。



好評だったのは手が汚れない、2の縦半分に切ったバージョンでした。置いておくと果汁が出てしまうというデメリットはありますが、切って直ぐ食べるなら、この切り方がいいかも。まだ味わったことが無い方はグレープフルーツ、ぜひ旬の間にお試しください。