ローワー・ザンベジ国立公園カヌーを楽しんでみた

カヌーイメージ やってみた

ちょっと早い夏季休暇で、ザンビア ローワー・ザンベジ国立公園へ、3泊4日の旅行に行くことにしました(旅行の記事へ:ザンビア ローワー・ザンベジ国立公園3泊4日旅行)。

2日目の午後のアクティビティはカヌーをすることに。去年、ザンビア ルサカに来る前に日本で参加した、東京スカイツリーカヤックツアーが楽しかったので、ザンベジ川の風景をより身近に感じながらカヌーで下るなんて、テンションが上がらないわけはない(カヤックではなくて、今回はカナディアンカヌーですが)。

カヌーは太陽が高いうちは直射日光が厳しいので、午後限定のアクティビティになっていて、15:30メインロッジに集合になりました。参加者2人にガイドさん2人が付きました。カヌーで行くルートは、ボートクルーズのときとほぼ一緒。ライフジャケットを着用し、カヌーを繋いだボートに30分ほど乗って、ザンベジ川をもう少し西に10㎞くらいさかのぼり、川辺にある小さな船着き場でカヌーに乗り換え、パドルを使って漕ぎながら1時間半から2時間かけてゆっくり下って戻って来るというものです。

ボートで船着き場のポイントまでイメージ
ボートで船着き場のポイントまで

小さな川辺の船着き場に着いてカヌーに乗り換えようとすると、そこにはちょうど水を飲みに来たゾウの親子が。15mほど先で子供を守るために若干荒ぶる母親ゾウに走る緊張感。だからかはわかりませんが、体重のかけ方や落ちたら川岸まで泳げなど、最低限の注意点だけザッと説明し、パドルの使い方の説明はゼロで、カヌーに乗り込むことになりました。ガイドさんたち、落ち着いていますが、ゾウの親子からは絶対に目を放しません。泳げるかどうかは聞かれなかったので、参加者は泳げる前提だと思います。

ゾウの親子と見つめ合いイメージ
ゾウの親子と見つめ合い

ガイドさんと組みになってカヌー2艇にそれぞれに乗り込みました。前側に座わり、後ろにはガイドさんがついてくれます。カヌーはカヤックと違ってシングルブレートパドルで、使い方がよく分からず。でも、完全初心者でも、ガイドさんが方向を合わせて漕いでくれるので、それなりに進みました。もう1名は、そもそもはじめはパドルの存在にも気づかず、フリーライドしてるね、と笑われる始末。正直言って、ガイドさんが大変かも。午前中のゲームドライブと同じガイドさんだったのですが、ランチのアクティビティヒアリングで、カヌーとリクエストしたら、カヌーするの?と少し顔が曇った気がしたので、アクティビティの中でも体力仕事なんじゃないかと思われます。ちなみに、安全のためにボートが後ろについてくれるのかな?と思ったら、ボートはそのままロッジへ帰宅。

カヌーに乗り込む様子イメージ
カヌーに乗り込む様子

カヌーに乗ってみて、分かったのですが、本当にあちこちにカバがいます。そして割と遠くにいるのに、じっとこちらを見つめ、威嚇なのか、わざとこちらに近づいてくる素振りを見せます。実際に近距離に来ることはほぼ無いそうですが、かなりドキドキで、カバがこちらに来そうだと思うと、一生懸命パドルを漕いで通り過ぎる、の繰り返し。ガイドさんは「ヒッポーポリスがパトロールしているねー」と冗談を言って割とのんきな感じ。カバの縄張りに入らないように、右に左に進路を変えながら進みます。後で聞いたら、頻繁には無いけれど、過去数度カバにひっくり返されたカヌーもあるそう。カバの様子を少し動画に撮りました。以下ご興味があればクリックしてご覧ください。

カバさえ気にならなければ、川幅が広く流れは緩やかなので、カヌーをするには最適だと思います。ただもうひとつ気を付けなければならないのが、、ボートクルーズでも見た浅瀬(ボートクルーズの記事:ローワー・ザンベジ国立公園ボートクルーズに参加してみた)。2~3mと言っていましたが、実際にはカヌーがギリギリ通れるほどで途中ひっかかりました。動かなくなったら降りなくてはいけないので、ワニもいると聞くし、ちょっと冷や冷や。パドルで地面に直接触れて漕いで脱出しました。

浅瀬イメージ
浅瀬

もう途中からは開き直って景色を楽しむことに。だんだんと陽が沈んでいく景色はなんとも言えない美しさです。ボートクルーズでもきれいだと思いましたが、カヌーに乗っていると聞こえるのは川の流れる音と、動物の鳴き声、パドルを漕ぐ音。自然の音の中の見る景色は、また一段ときれいに見えました。

カヌーに乗ってから2時間はかからないくらいで、ロッジに到着。カヌーをする人は、滞在中あまり見られず、はじめは不思議に思っていたのですが、体験後、割と体力がある人と、水が怖い人は難しいのかもと理解しました。おすすめできる人は限られたアクティビティでしたが、カヌーに参加してよかったです、いい経験になりました。

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