ローワー・ザンベジ国立公園ゲームドライブに参加してみた 3回目

やってみた

ちょっと早い夏季休暇で、ザンビア ローワー・ザンベジ国立公園へ、3泊4日の旅行に行くことにしました(旅行の記事へ:ザンビア ローワー・ザンベジ国立公園3泊4日旅行)。

3日目午後のアクティビティは、魚釣りにするか、ゲームドライブにするか、かなり悩みました。ロッジに置いてある釣りの記録ノートを見ると、皆さん、かなりの大物を釣り上げている様子。一方で午後のゲームドライブは、ナイトゲームドライブを含むため、夜にしか見れない動物がいるらしい。他のグループから、あの動物をみた、この動物を見た、という情報を聞くと、まだまだ見られる動物がいるのでは、と気持ちは傾き、結局午後もゲームドライブに参加することに決めました。

午後からのゲームドライブは、15:30~19:30まで。今回は私たちを含め朝とは異なる2組で、同じドライバー兼ガイドさん+アシスタントガイドさんの2人で案内してくれました。以下、3回目のゲームドライブのハイライトを中心に、印象に残った瞬間などをご紹介します。

ミルクを飲む子ゾウ(African bush elephant)

まず午後に出会ったのは、ゾウの親子。まだミルクを飲んでいるくらいの子どものゾウと、子ゾウを守るために緊張している母ゾウでした。事前にローワー・ザンベジのことを調べた際、100頭を超えるゾウの大群を見ることがあると書かれていましたが、時期的なものなのか、私たちはそこまで大きな群れに出会えず、チョべ国立公園の方が多かった印象(チョべ国立公園の記事:6日目 ボツワナ チョべ国立公園サファリ 1泊2日 キャンプ 1日目)でした。それでも、あちこちでゾウに出会うことができました。特に子どもを持つゾウは敏感で、興奮して攻撃することもあるので、ガイドさんもあまり近づかないようにしているようです。

昼寝中の百獣の王

午前中に見たライオンはまだ同じ場所に寝そべっていました。今回は完全にリラックス状態(午前中の様子の記事:ローワー・ザンベジ国立公園ゲームドライブに参加してみた 2回目)。朝と夜の狩り以外の時間は、大抵体力温存のため寝ているみたい。ライオンはプライド(群れ)によって、バッファローの狩りを得意としている群れ、インパラの狩りを得意としている群れなど、狙う動物が違うようです。

ゾウの親子にちょっと反応はしますがイメージ
ゾウの親子にちょっと反応はしますが

バブーン(Baboon)、インパラ(Impala)、ゾウ(African bush elephant)の共生

公園内ではよく、バブーン(Baboon ヒヒ)の群れ、インパラの群れ、そしてゾウ数頭が一緒にいるのを見かけます。彼らは共生関係(symbiotic)にあるそう。バブーンが木の上から実を落としてあげて、それをインパラやゾウが食べたり、インパラの優れた嗅覚がバブーンを肉食獣から守ったり、ゾウだけがパームナッツの外皮を消化できるため、バブーンがゾウの糞から残りの実を食べたりと、お互いに補い合っています。

写真は撮りませんでしたが、この日ヒョウが仕留めたバブーンの死骸が木の上に置かれているのを見ました。バブーンは木に登れるので、天敵はなんだろうかと思っていましたが、ヒョウから狙われるのかと納得。確かにインパラの嗅覚はバブーンの助けになりますね。また、ゾウの糞がよくバラバラに分解された状態になっているのをよく見たのですが、これで、犯人はバブーンだということが分かりました。

バブーンが実を探してバラバラにしたゾウの糞

日没前の17:30過ぎ、午後のゲームドライブは川沿いではなく、少し開けたサバンナで休憩タイム。午後はちょっとしたロッジの手作りおつまみと、リクエストしていたドリンクを飲みながらほっと一息します。

夕暮れ
山側の景色

ナイトサファリ 一瞬のハイエナ(Hyena)

日が暮れると、アシスタントガイドさんがライトを持って助手席で立ち会がり、暗闇で動く夜行性の動物たちを探しながら、ロッジ方面に戻っていきます。さすがの視力、一瞬ライトに照らし出される動物をとらえ、止まって説明してくれます。とうとう最後の方、ライトに照らされるハイエナを見ることができました。

ナイトサファリは1度経験して見たかったので、やはり午後もゲームドライブにしてよかったです。

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