計画停電の時間が切り替わる、魔の月曜日のお話。日曜日までが、16:00~4:00、ZescoのFacebookの発表によると、この月曜日からは1:00~13:00の時間帯。いつもの感じならば、日曜日か月曜日の停電時間が無しか、途中で切って新しい時間に移行するように調整してくれていたのですが、なんと、今回の切り替わりは日曜日、予定より少し早く15:30~途切れることなくそのまま延長、月曜日の13:30くらいまで22時間の停電になりました。
最近、うちのインバーター(ここでは蓄電システムを意味します)の稼働時間がだんだんと短くなっていて、心配してはいたのですが、この22時間停電が始まり8時間後くらいに、完全にバッテリーが無くなり電気が切れました。こうなって一番困るのが冷蔵庫です。扉をギュッと閉めて、開けずに過ごしましたが何せ14時間、冷蔵側はほぼ常温、冷凍庫はギュウギュウに詰めていたものの、一部のものがやや解凍されるくらいまでに。まだ夏に入ってなくてよかったですが、9月からの17時間停電が恐ろしすぎる。

去年一度インバーターの交換をしてもらっているので(インバーター故障の記事:雨季、恵みの雨で変わる停電事情)、まだ8時間稼働するものを取り替えてくれるのか不安でしたが、集合住宅地の管理の方に相談すると、幸いにも新しいインバーターに替えてくれることになりました。今回の長期的な計画停電で、各戸のインバーターが機能しなくなってきていて、オーナーさんからはすぐに対応するように事前に話が通っているよう。器用で何でもできるスーパー仕事人ケルビンさん立ち合いのもと、その日のうちに業者さんが新しいインバーター設置にきてくれました。


前回の交換時は基本的に電気を蓄えるバッテリー部分を交換する印象でした。でも、今回は何やら全く違う機材が運び入れられ、2時間くらいの作業で新しいインバーターが壁に取り付けられました。今までのものとは形も違うし、何よりもスリムで驚きます。色んなものが進化しているんですね。
聞くところによると、個人で6万くらいだせば(取り付け代も含めて)、1日分の電気を蓄えられるインバーターが手に入るのだそうです。それさえあれば、時間を気にせず調理なども含めてできるようなので、なんて楽。計画停電の趣旨とは逆行しますが、ピーク時の電力使用を抑えたいという意図には合っています。それに結局、計画停電が電気の節約になっているかと言われると、 電気が来る時間帯に集中消費して、食事の温め直しとかに、余計に電力を使っている気がするので、結果、消費電力が抑えられるような。。。


今のところ、うちの場合は2人で電気使用量が多いわけではないし、電気が付いている間に調理して間に合っているので、今回のインバーターの交換で冷蔵庫さえ守られれば。17時間停電になって厳しかったら検討かなあ。
その次の日の話
次の日の火曜日の話、ザンビアのMaamba Energyが運営する石炭火力発電所が年次メンテナンスに入るため電力供給が追い付かず、また、予定していたナミビアなどからの電力輸入が機器の故障等でうまくいかなかったこともあり、Zescoがルサカの一部に、15日間の20時間の計画停電を実施すると発表しました(該当記事:Zesco Facebook)。
ザンビアの電力は、83%が水力、9%が石炭火力、6%が石油火力、3%が太陽光発電で成り立ってきました。9%とはいえ、今、石炭火力発電はかなりの重要なのに、しかも、計画停電が開始されてからの発表。ちなみに15日間だけ発表していますが、Maamba Energyの年次メンテナンスは、8/27~9/10と、9/16~9/30までの2フェーズに分けて行われるらしいので、9月末まで続くような気配も。
いつもの時間に停電が終わらないからおかしいな、と思っていたのですが、そういうことでした。しかも、電気が使えたのは23:30~4:30。とりあえず洗濯だけ済ませて、諦めに入りました。新しいインバーターで20時間停電でも冷蔵庫は守れたし、電気が戻ったときに100%充電完了できたのでよしとします。