ザンビア ルサカ3日間停電カレー生活

3日目のカレーイメージ 生活

先週の水曜の夕方から、まる3日間余り停電が続きました。もともとこの週は、予定していた1日3時間の電気供給も難しく、首都のルサカは停電を延長するだろうというZESCO(ザンビアの電力会社)からの予告があったのですが、ここまで長いとは。3日目に入った土曜日の時点で、ZESCOのFacebookを見ると、5日間、7日間電気が来ていないとかコメントが残っているし、集合住宅地の管理の方に確認してみても、日曜日までは停電時間の延長が予定されているから、恐らくしばらくは電気が来ないだろうと。

インバーター(蓄電システム)は次の日の夕方、およそ24時間後にはバッテリーが切れ、夜は日が落ちると部屋は真っ暗になりました。暗闇の中の夕食は、何を食べているのか分からなくておいしさは半減。持っていたロウソクや携帯のライトでは限界があり、眠気が来るのもいつもより早い。2日間は20時過ぎには就寝していました。給湯器のギザも、同じく次の日には蓄えていたお湯がなくなったので(ギザの記事:ザンビアの給湯器、ギザ)、水シャワー。真っ暗な中の水シャワーは厳しいので、最近は気温も上がってきているし、昼間に入ってしのぎました。

暗すぎて何を食べているかわからないイメージ
暗すぎて何を食べているかわからない

集合住宅地の水の供給やセキュリティ面の電力は、ジェネレーター(発電機)で確保されていて、さらにオーナーさんのご厚意で、共有エリアの電化製品とコンセントを自由に開放してくれたので、携帯電話は充電できました。時計を持っていないので、携帯電話の充電が切れると、今何時かさえもわからない。たった3日間ですが、電気のない生活は、不自由で縛られるというか、どんどんやる気が削がれる気がしました。電気があるってありがたい。これがまだまだ続くようなら、たくさんロウソクを買ったり、要冷蔵品は食べる分だけで買い置きしないとか、備えが必要かも。

こんなことが続くならもと備えが必要かもイメージ
こんなことが続くならもっと備えが必要かも

一番困ったのはというと、冷蔵庫。インバーターと共に冷蔵庫の電源も同時に落ちたので、まずは乳製品などの要冷蔵のものは早めに消費して、冷凍庫側は開かずの扉にしました。けれど、冷凍庫もさすがに電源が切れて40時間くらい経つと霜が溶け始め、水が漏れ出てきたので、冷凍保存していたものがダメになるのはもったいないと、困ったときの何でもカレーに頼ることに。とりあえず、ガスコンロだけは使えたので(ガスコンロの記事:停電時の強い味方、その3現る)、残っていた野菜と冷凍肉を使った大量のカレーを作り、以後3日間ちょっと、カレー生活を送ることにしました。段々と暑くなってきたので、こまめな温め直しだけで腐らないか心配ではありましたが、そのまま食材をダメにするよりはマシだろうとチャレンジ。

2日目のカレーイメージ
2日目のカレー
途中で電気が来たので福神漬けも追加イメージ
途中で電気が来たので福神漬けも追加
3日目、終わる気がしない量がまだイメージ
3日目、終わる気がしない量がまだ

もうしばらく停電が続くだろうと諦めきっていましたが、結局、まる3日余り過ぎ(停電が始まって73時間後)、カレーを作り終わってしばらくした土曜日の夕方、電気が突然戻ってきました。またすぐに停電になるのでは?と、嬉々として夜なのに大量に洗濯、できる範囲の料理、掃除をしたものの、それから1日過ぎ、2日過ぎ、しましたが、今だあれから停電は訪れていません。ZESCOの今週の計画停電のアナウンスも無いし、電気が確保できた?のかな。うちはインバーターのおかげで毎日3時間さえ電気がくればなんとかなるので、他の停電エリアに回してくれても大丈夫なのにと思ってしまいます。アメとムチのようなもので、この特殊な環境になんだか感覚がマヒして来ました。

きれいになった冷凍庫イメージ
きれいになった冷凍庫

ものをギュウギュウに詰めているせいか、はたまた霜がすごかったせいか、冷凍庫はやや溶けた食品はあったものの、電源が切れて50時間でも、氷はそのままの形だったし、食材全滅は回避することができました。あんなに取れなかった冷凍庫の霜が取れてきれいに掃除できたし、2日目のカレーは食べたことはあっても、3日目のカレーを食べたのは初めてで、それなりにおいしかったので(電気が復旧した後は冷蔵保管していました)、まあ、結果よし?と思うことにします。しばらくカレーはいいかな。

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