先週は平和な月曜日でありましたが、また水曜日の夕方から計画停電が始まりました。ZESCOからの時間帯の発表は無く、各エリアに順番に電気を提供していると言っているようで、日によってうちのエリアは時間帯はこんな感じで、0~5時間程度電気が来ています。
- 9/19(木)21:00~5時間ほど
- 9/20(金)22:00~2時間ほど
- 9/22(日)2:00~5時間ほど
- 9/23(月)1:45~30分弱+3:30~2時間ほど
- 9/24(火)22:15~5時間ほど
夜の時間帯の電気供給は、洗濯機などを回すので寝不足気味になりますが、インバーター(蓄電システム)で冷蔵庫がギリギリ守れているので(日によっては電源が切れますが)、とりあえずはなんとか。今のところの個人的な一番の不満は、パンが焼けないこと。平日のランチは、個人的な好みでサンドイッチに固定して、今まで基本的に毎日パンを焼いていましたが(パンの記事:ランチサンドイッチ in ザンビア)、さすがにこのランダムな時間ではパンを焼くのは厳しい。イーストを少なくして冷蔵庫で長時間発酵して焼成時間の調整もしましたが、電気が来ない日はどうしても生地がダメになる。ということで、生地を冷凍してみることにしました。


材料(ロールパン9個分)
- 小麦粉 60g
- 全粒粉 90g
- 強力粉 150g
- 砂糖 30g
- 塩 4g
- イースト 3g
- 卵 小さめ1個(45g)
- 牛乳 50g
- 水 115g(卵+牛乳+水で210gになるように)
- バター 25g
作り方
生地を冷凍する場合、ただの水を使うより卵や牛乳からの水分を多めにしたり、砂糖を多めに入れた方が、イースト菌へのダメージが少ないので、いつものパンに比べてカロリーは上がりますが、少し配合を変えてみました。作り方に関しては通常と成形まではほぼ同じです。
ボールに粉類を全て合わせて混ぜておきます。そこに、卵+牛乳+水を210gになるように加え、サクッとヘラなどでまとめて、台の上に出してこねます。卵は少な目でもいいのですが、残った卵を消費するのがちょっと面倒なので、この量にしています。はじめはべたつきますが、こねていくと、すぐに手につかなくなるくらいの水分量。全粒粉の荒さがパッケージによって変わるので(同じ商品なのに)、水加減は要調整です。



生地がつるっとしてきたら、バターを練り込んでいきます。バターが入ってしばらくすると、扱いやすい生地になるかと思います。端を切って伸ばしてみて薄くまくが張るようなら、こねは完了。



きれいに丸めてラップをして、2倍の大きさになるまで1次発酵させます。停電でオーブンが使えないので、今回は室温27℃で70分ほど放置しました。2倍くらいになったら、生地を9等分(1つだいたい62g)にしてまるめ直して、ベンチタイム10分ほど置きます。



ベンチタイム後、適当にロールパンの成形をして、バットに並べて乾燥しないようにラップをし、大きい冷蔵庫の冷凍庫へ。3時間ほどしたら、小さい冷蔵庫の冷凍エリアに移します。※-5℃くらいになればイースト菌の活動が停止できるとのことで、小さい冷蔵庫の冷凍エリアの方が温度が高めで、解凍がより速く進むかなという意図があります。



ここからは電気が使えるようになったらスタート。焼きたい個数の生地をオーブンの天板に移してラップをして、1時間室温に戻します。その後、少し温めたオーブンに入れ、2倍程度の大きさになるくらいまで2次発酵させます。


2次発酵が完了したら、190度に温めておいたオーブンで、最後に多めの霧吹きをして、12分ほど焼いていきます。私はカリッとした焼き上がりが好みなので、焼成の合間にオーブン内に2回ほど霧吹きを追加して、焼き色がついたら完成。



成形したものを冷やすとどうしても表面が荒れるので、見かけはやや不格好ですが、味はおいしかったです。気になったのは時間。冷凍庫から出してから焼き上がりまで、ちょうど2時間ほどで、思ったより時間がかかりました。停電の時間が2時間前後のことが多いので、これだとギリギリかな。カチカチに凍っていたら余計時間がかかりそうですが、分割した時点で冷凍しておいた方が、成形時に温度が上がるので、時間が短縮できるかもと思いました。次はこれを試してみたいと思います。