昨日、10/24はザンビアの独立記念日。2024年の今年は独立60周年に当たり、数週間前から街中ではザンビアカラーの装飾があちこちに見られていました。当日は日付が変わると花火が打ち上げられ、日中は記念式典が行われるなど、ザンビアはお祝いムード一色のようでした。

去年もそうでしたが、念のため混乱を避ける意味で、ルサカに住む外国人の私たちは、家で大人しく過ごすことに。ただ、嬉しいことがひとつ。住んでいるエリアが大統領府に近いためか、全てのエリアがそうだったかわかりませんが、この日は久しぶりに丸一日の電気供給がありました。
電気が来ているのでオーブンが使える!全然関係ありませんが、焼き菓子が無性に食べたくなったので、独立記念日の恩恵を享受して、ガレット ブルトンヌ(フランスのブルターニュ地方発祥の厚焼きクッキー)を作ってみることにしました。
材料 直径5cm×9個分ほど
- 無塩バター 70g
- 粉砂糖 40g
- 卵黄 1個分 (10gを生地に、残りは焼く前に表面に塗ります)
- ラム酒 5g
- 塩 ふたつまみ
- 薄力粉 85g
- アーモンドプードル 15g
- 牛乳 数滴(残った卵黄と混ぜて、表面に塗りやすいようにします)
作り方
ダレないように生地の温度さえ気をつければ、作り方は簡単です。通常は焼くときにセルクル(円形の枠型)を使いますが、うちには無いので、マフィン型と、型抜きに使った容器にアルミホイルを巻いて作った簡易ケースで代用してみました。

常温で少し柔らかくしたバター(冷蔵庫から出したての場合はザンビアの電子レンジで20秒弱ほど)に、粉砂糖、卵黄、ラム酒、塩を順番に合わせて、都度ヘラで滑らかになるように混ぜていきます。卵黄は1個分を溶いて、10gだけ生地に入れ、残りは焼く前に表面に塗るために、取っておきます。



きれいに混ざったら、薄力粉とアーモンドプードルをふるって入れ、さっくりと混ぜて粉っぽさが無くなったら、ラップにまとめて冷蔵庫で30分以上冷やし固めます。



生地が冷えて固くなったら、生地をだいたい1cmほどの厚さにめん棒を使って伸ばし、型抜きしていきます。今回は焼くときにマフィン型を使うので、マフィン型より少し小さめの適当な容器を使って、9個型抜きしました。(余った生地は適当な形にしておきました。)型抜きした生地は、再度冷蔵庫で30分ほど冷やしておきます。



その間にオーブンを170℃で予熱しておきます。余熱が終わるころに合わせ、冷やしていた生地の表面に、残っていた卵黄を少量の牛乳で濃度を調整したものを塗り、ガレット ブルトンヌらしくフォークで模様をつけます。最後に油を塗っておいたマフィン型、作っておいたアルミケースに入れ、170℃に予熱していたオーブンで20分ほど焼けば出来上がり。濃いめに焼き色がついた方がおいしいです。



焼きあがったら、取り出して網の上で粗熱を取っていきます。熱々は柔らかいので、完全に冷えたくらいが、カリカリで歯ごたえもよくておすすめ。ただの型抜きクッキーより食べ応えがあるので、満足感があります。簡易アルミケースはどうかと思いましたが、思いのほか、きれいに焼けたので、特に型がなくてもいけそうです。


どうでもいい話ですが、日本はコンビニに行けば、いろんな焼き菓子が売られていて、もちろんガレット ブルトンヌも手に入るし、クッキー好きからしたら天国だったかも。ザンビア暮らしも1年余り過ぎましたが、今だに納得のいく市販のクッキーが見当たらず、最近は自分で作るのがいい気がしてきました。特に味にうるさいわけでもなく、ただただシンプルなバタークッキーがいいのですが、こちらでは何か入っていたり、味が付いているのが好まれるようで、なかなか難しい。。。