牛乳クリームチーズでティラミスを作ってみた

ティラミスイメージ やってみた

雨季に入り、11/6よりザンビアの電力会社ZESCOから7時間の電気供給緩和が発表されましたが、うちのエリアはザンビアの独立記念日以来、ありがたいことに、停電がなくなりました(やはり偉い方が引っ越して来られた?)。少し何かをしようという気持ちが戻ってきて、今日はティラミスを作ってみます。

おいしいティラミスを食べたくてザンビアで作るのは、4回目。1回目は、去年のクリスマスで、卵無し、クリームチーズと生クリームを使った簡単なレシピで作ってみましたが、市販のクリームチーズを使ったら、塩味が強く、好みの味からは程遠いものでした。2回目は、手作り牛乳クリームチーズを使って、火を入れた卵黄と合わせたレシピ。これは1回目に比べると格段においしくなったのですが、ややティラミスっぽくない。3回目は、生クリームを入れたレシピで、これにはかなり満足したので、同じレシピで少し調整してみました。

使ったフィンガービスケットイメージ
使ったフィンガービスケット

材料(22×12×5cmのパウンドケーキ型ひとつ分)

  • 苦めのコーヒー豆 50g
  • お湯 300g
  • ラム酒 15g(減らしても、無しでも可)
  • 卵黄 3個分(60gほどが理想、多少少なくても大丈夫です)
  • 砂糖 60g
  • 生クリーム  60g
  • 牛乳クリームチーズ(塩なし) 300g
  • 生クリーム 90g(緩いのが好みの場合は30gほど牛乳にする)
  • 好みのビスケット 今回はフィンガービスケット 12本
  • チョコレート 適量(あればビターがおすすめです)
  • ココアパウダー 適量

牛乳クリームチーズは前日に、ヨーグルトだけ大さじ2入れ、塩なしで作っておきました(牛乳クリームチーズの作り方の記事:ザンビアで牛乳クリームチーズからチーズケーキを作ってみた)。ティラミスには塩味なし酸味抑え目なチーズにした方が合うようです。酸味に敏感な方はヨーグルトもなしでもいいかも。

70℃を過ぎたらお酢を入れるイメージ
70℃を過ぎたらお酢を入れる
5分ほど分離するのを待つイメージ
5分ほど分離するのを待つ
ざるなどを使って濾すイメージ
ざるなどを使って濾して完成

作り方

まずはコーヒーシロップから。インスタントコーヒーが家に無かったので、イタリアンローストのコーヒー豆50gをいつもの3倍ほどの濃さ、300gのお湯を使って入れました。豆に水分が取られるので、できたコーヒー量は210gほど。インスタントコーヒーがある場合は14gほどを200ccのお湯で溶かしておきます。熱いうちにお好みでラム酒15gを入れてかき混ぜ、冷蔵庫で冷やしておきます。今回フィンガービスケットが甘めだった+甘みが優しいお菓子が好きなので、コーヒーシロップに砂糖は入れませんでしたが、ビスケットに甘みが少ない、または、甘めの味が好きな方は、15gほど砂糖を入れてもいいかと思います。

濃いめに入れたコーヒーイメージ
濃いめに入れたコーヒー
熱々のうちにラム酒を入れて冷やしておくイメージ
熱々のうちにラム酒を入れて冷やしておく

続いて卵のクリームを作っていきます。ザンビアの卵は生では危険なので、湯せんでしっかり火を入れていきます。卵黄3個、砂糖60g、生クリーム60gを順に泡立て器を使って混ぜ合わせ、沸騰したお湯の中で湯せんにかけ、10分間ほどややもったりするまで混ぜながら火を入れていきます。この時点で、サルモネラ菌殺菌に必要な70℃以上で1分はクリアしています。はじめは泡立ちますが、泡が落ち着いてきてもったりしてきたら、湯せんから外して、さらにハンドミキサーまたは泡立て器で全体に空気が入るように攪拌し、冷ましておきます。若干、色が白くなります。

材料を合わせイメージ
材料を合わせ
湯せんにかけて混ぜながらイメージ
湯せんにかけて混ぜながら
もったりするまで火を入れていくイメージ
もったりするまで火を入れていく
トロッとしてきたら火からおろしイメージ
トロッとしてきたら火からおろし
空気が入るように攪拌するイメージ
空気が入るように攪拌する

牛乳クリームチーズ(塩なし)に生クリームを入れて滑らかになるまで泡立て器で混ぜ、市販のマスカルポーネ程度の緩さにしておきます。作っておいたコーヒーシロップ10g、卵のクリームを2~3回ほどにわけて混ぜていき、ティラミスクリームの完成です。牛乳クリームチーズの水分量が多い場合は、生クリームを少し泡立てて合わせるといいです。最終的にポテッと落ちるくらいの固さに仕上がるのが理想です。

あっさりがお好みでしたら生クリームを一部牛乳に変えて緩めのクリームにすると、口当たりがさっぱりすると思います。気温などでもクリームがゆるくなることがあるのですが、組み立てた際にビスケットが浮かんできてしまうので、少しゆるいと感じる場合は、しばらく冷蔵庫で冷やしてから組み立て始めるとうまくいきます。

クリームチーズに生クリームを混ぜるイメージ
クリームチーズに生クリームを混ぜる
コーヒーシロップを10g混ぜイメージ
コーヒーシロップを10g混ぜ
卵クリームと合わせていくイメージ
卵クリームと合わせていく

最後に、適当な入れ物に組み立てていきます。ガラスの入れ物などが、断面も見えてきれいですが、うちには無いので、パウンドケーキ型を使用。まずは、コーヒーシロップにフィンガービスケットの半量を浸して、一番下に敷き詰めていきます。ティラミスクリームの半量を入れ、その上にまた、残りのコーヒーシロップに浸したビスケット半量と、お好みのチョコレートを細かく砕いてのせます。ビターチョコレートがおすすめですが、今回ザンビアのスーパーでは見当たらなかったので、ビスケット入りのものを使いました。チョコレートは単調な味や食感にならないためですが、無しでも大丈夫。最後に残った半量のティラミスクリームを入れて、組み立ては完成。冷蔵庫で数時間しっかり冷やし、食べる前に、無糖のココアパウダーを表面にふるいかけて完成です。

食感にチョコレートを追加イメージ
食感にチョコレートを追加
コーヒーシロップに漬けてイメージ
コーヒーシロップに漬けて
一番下に敷き詰めるイメージ
一番下に敷き詰める
半量のクリームを上に入れるイメージ
半量のクリームを上に入れる
チョコレートと再度ビスケットイメージ
再度ビスケット、チョコ、クリーム
食べる前にココアをかけて完成イメージ
食べる前に表面にココアをかけて完成

見た目がさみしかったので、家にあった果物をのせてみました。スコップケーキ感覚でお皿によそっていただきます。今までで一番ティラミスらしいものができあがりました、おいしいです。生菓子なので、基本的に次の日までに完食が必要ですが、また、クリスマスにでも作ろうと思います。

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