マンゴーの季節になり、10月に今年の初物を一山手に入れた記事を書きましたが(マンゴーの記事:今年もMango has come!)、お昼のデザートにと毎日食べていたら、3週間も経たないうちに消費。そして週末、マンゴー売りさんからまた購入してきました。ちょっとした常連になりつつあります。
前回のマンゴーは熟れても皮自体が厚く硬くて、包丁で剥くのが大変でした。繊維質も多かったので、今年のマンゴーはおいしくないのかな、と心配しましたが、今回購入したマンゴーはそんなこともなく、普通においしかったです。乾季終わりと雨季入ってから取れるマンゴーは味が違うのかも。

マンゴーがおいしくなったところで、ずっと作りたかったマンゴーパッションフルーツジャムを作ってみることに。パッションフルーツは8月にスーパーマーケットで見つけ(パッションフルーツの記事:ザンビア 2024年8月の天気)、迷った挙句、せっかくなので一袋買っていました。シワシワに熟すまで待って、2つほどヨーグルトにかけて食べてみましたが、熟しても甘みが少なく、そのまま食べるには微妙で、あとでジャムに使おうと丸ごと冷凍していたのでした。



材料(700ccくらい)
- 小さめのザンビアのマンゴー 5個(果肉607g)
- パッションフルーツ 1個(果肉35gほど)
- 砂糖 果肉に対する30%(今回は192g)
- レモン汁 大さじ2
作り方
マンゴーをきれいに洗った後、水気を拭いておきます。このマンゴーは実の部分がそこまで厚くないので、まずは十字に切れ目を入れて、種に沿って切れ目から包丁を入れて果肉を外し、その後、皮をむいていきます。


半分をダイスにカット、半分をピューレ状にするのもいいかと思いましたが、このマンゴーは日本などで手に入る肉厚なものに比べて実の部分が薄く繊維質が多いので、全体をハンドブレンダーでピューレ状にしました。あまりに繊維質が多い場合は、濾すのもいいかと思いましたが、少し食べてみて、そこまで気にならなかったので、今回はそのままに。

凍っていたパッションフルーツは、外に出しておくと数分で少し柔らかくなるので、半分にカットして果肉を取り出し、マンゴーに混ぜておきます。個人的に種のプチプチが好きなので、種はそのまま入れて使いましたが、気になる方は種を取ってもいいと思います。



マンゴーとパッションフルーツの果肉に対する30%の砂糖の砂糖を入れ混ぜ、全体が馴染むまで30分ほど置いておきます。マンゴーは水分量が少ないため、先に砂糖を入れて馴染ませておいた方がいいです。

砂糖が溶けて全体に馴染んでいるのを確認して、中火にかけます。マンゴーはジャムくらいのとろみがはじめからあるので、日持ちさせるために火を入れる、という意識です。温度が上がってくると、マグマのようにはねて、すぐ焦げるので、底からかき混ぜながら温度を上げていきます。鍋はできればテフロン加工など、焦げにくいものを使うといいです(ステンレスの鍋だと途中焦げてきたので鍋を変えました)。ふつふつとしてきたら、一旦火から外してレモン汁を合わせます。火を弱火にして、全体がふつふつして絶えずかき混ぜていないとはねる(90℃くらいまで温度を上げます)、というくらいになったら火を止めて、煮沸消毒しておいた瓶に詰めます。


鍋で長く煮るのは粘度的に難しいので、煮るのは最低限で、瓶に詰めた後、軽く蓋をしめて、瓶ごと15分ほど煮沸します。最後にお湯から取り出したら、しっかり蓋を閉め、逆さまにして30分ほど置き、中にある空気を殺菌してできあがりです。今回は300mlの小さめの瓶2本と少しの量のジャムができました。他のジャムと同様に未開封であれば、冷蔵庫で3か月は問題なく保存できるかと思います。


マンゴー自体がとても甘かったので、かなり甘くなるのではと心配しましたが、おいしくできました。酸味強めが好きな方はレモンをもう少し入れてもいいし、パッションフルーツがたくさんあれば、3つくらい入れると、もっとパッションフルーツの味がしてそれもおいしいかなと思います。この時期、生のパッションフルーツを手に入れるのは難しいのですが、ザンビアのスーパーマーケットの製菓コーナーに、「Granadilla Pulp Cup」という名前でパッションフルーツの果肉が売られているので、今度それを買ってみようかなと思います。

今回作ったマンゴーパッションフルーツジャムは、東南アジアのラオスでハマった味。私が住んでいた当時、首都ビエンチャンのコンビニなどでも売られている、メジャーな手作りジャムだったのですが、この味が本当に好きで、日本にも持って帰ってお土産で配ったくらいでした。懐かしの味を再現できて満足です。マンゴーの時期にもう1回くらい作ってみようかな。