今日から12月に入り、ザンビア ルサカ暮らしも19か月目に入りました。今日の気温は最低気温17℃、最高気温28℃予定、予報によると今日からしばらく暑さが戻ってきそうです。記録のため、11月の季節の様子を遡って書いておこうと思います。
10月の最終週から11月はじめは、夕方から夜にかけて雨が降るような日が続きました。けれども、11/3の週に入ると、たまにパラパラと雨が降りはしますが、35℃前後の暑い日が続くように。10月より湿度が強いため、室内にいても明らかな暑さを感じました。

11/11の夕方、雷と共にまとまった雨が2週間振りにあると、これを機に最高気温が30℃以下、涼しいときには25℃まで下がる日が出てきました。去年もそうでしたが、11月はまとまった雨が降ったあとは、数日間雨が続いて気温が少し下がり、また数日暑い日が戻るを繰り返し、次第に雨季に入っていくようです。11月の最終週も同じ周期で、11/24の午後から雨が降ると、数日雨模様が続いて涼しくなりましたが、今日からまた1週間ほど暑い日が続くようです。今のところ、去年より2週間程度早めに季節が巡っている印象だけで、雨が多いという感じは全くなし。



そのため、雨季が始まったからと言って、電力不足が解消するわけでもなく、ZESCO(ザンビアの電力会社)からの計画停電の発表は、以前にも増してアバウトなものになってきています。11/6に今後7時間の電気供給するという発表、11/15に電気の輸入ルートに制限がかかったため、ルサカの住宅エリアは7時間未満に急遽変更という、発表のみがなされました。実際にうちのエリアというと、先月10/23の停電を最後に11/21までは停電はなかったのですが、急に11/21 9:00過ぎからの33時間に及ぶ停電。集合住宅地の管理の方に確認しましたが、これに関してもZESCOからは何の情報もなく、早く停電が終わるのを祈るしかないとのこと。この後の1週間は、ジンバブエとのシステムに問題が起きたとかで、11/24の20:15分~1時間、11/25 5:00~13時間、11/26 9:00~1時間、11/27 17:00~22時間、11/29 17:00〜19時間など、1日おきに長時間のランダム停電が実施されています。
雨季に入り、家の庭に置いてあったカラジュームが今年も芽を出しました(去年のカラジュームの記事:ザンビア ルサカに雨季の到来)。乾季はいくら水に当たろうとも芽が出なかったのに、どうやって季節を感知するんだろう。植えてあったルッコラも、去年と同じように雨季に入ると花芽がついて、種ができ始めました。種ができると自然に枯れるので、今までサラダによく使っていたルッコラの葉の収穫は、この時期はお預け。また来年あたり、収穫した種を蒔きたいと思います。



雨が強く降った湿度の高い夕方には、羽蟻の襲来が続き、今年は去年より飛ぶ日が多かったような気がします。日暮れ前にカーテンをぴっちり締めておかないと、光に集まって家の中がえらいことになるので、これだけは早く終わって欲しい。昼間に飛ぶのが黒アリ、夕方に飛ぶのはシロアリだそうで、同じ種類の羽蟻が飛ぶのは、その季節に2回くらいまでらしいです。こんなに何日も飛ぶけれど、毎回種類が違うのかと思うと、自然の不思議です。東南アジアのラオスでは虫でも何でもすり潰してチェオ(フリカケ)にしてご飯のお供に食べるので、雨季入りの時期、近所の人は、網で電気に群がる羽蟻を大量に捕まえていました。ザンビアではどうなんだろうと思ったら、インスワ(Inswa)と言って、やっぱり伝統料理にローストしてシマと食べる食文化があるようです。ザンビアでも羽蟻は貴重なたんぱく源なんですね。

ザンビアではこの時期、マンゴーの他に、ピンポン玉ほどの茶色い丸い果物が道端で売られています。Amasuku(発音はマスクらしい)と呼ばれるこれ、東アフリカ、中央アフリカ、南アフリカに生育する野生の果物で、英語ではWild loquatsとかSugar Plumとして知られているそうです。これは何?とマンゴー売りの青年に聞いたところ、食べてみてと1つくれました。皮は薄く、少し力を入れたらすぐ実が割れて、マンゴーのような濃い黄色の果肉が見えます。大きな種が中央にあって、果肉は柔らかく、種の周りは若干シャキシャキした食感がして、味はというと、枇杷のような、干し柿のような風味?酸味はなくただ甘いです。どこかで食べたような味なんだけど、なんだろう?と思わせるような果物。数個ならおいしく食べられますが、たくさん食べたいかというと、微妙なので、味見だけさせてもらいました。


月間予報ではこの暑さの後、毎日雨予報になっているので、それに期待。来月はもっと雨が降りますように。