以前に買っていた小豆が余っていたので、とりあえず、小豆を茹でて小豆あんにしてみました(小豆あんの作り方の記事:ザンビアであんパンを作ってみた)。おはぎをまた作ろうかと思っていたのですが(おはぎの記事:平和な月曜日、ザンビアでおはぎを作ってみた)、小豆あんを見ていたら和風のスイーツが食べたくなり予定変更。3つほどお菓子を作ってみることにしました。前回の一時帰国から、もうすぐ1年が経つので、そろそろ日本が恋しくなってきたかも?

ゼラチン水羊羹
日本にいたら、おはぎと同様になかなか食べる機会の少ない水羊羹。日本では通常は寒天で作りますが、ゼラチンで代用すれば海外で手に入ることが多いし、海外でも簡単に作れる和菓子です。

材料(できあがり量450gほど)
- 小豆あん 240g(200gと40gに分けて使います)
- 水 200g
- 粉ゼラチン 8g
- 砂糖(今回は黒砂糖を使用) 大さじ1~2
作り方
ゼラチンを冷水に入れて混ぜて10分くらい置き、それを火にかけて60℃くらいまで温めてきれいに溶かします。電子レンジで温めて溶かしても大丈夫。ゼラチンは沸騰させると固まらなくなったりするので、そこだけ注意。


火から下ろして小豆あん200gを入れて混ぜ、砂糖を加えます。今回は大さじ2入れましたが、味見をして調整するといいと思います。これを口当たりが少し滑らかな方が水羊羹ぽいので、ハンドブレンダーで滑らかにしていきます。こしあんが好きな方は、はじめから小豆あん240gすべて混ぜ、ブレンダーにかけてしまって大丈夫です。私は個人的に少し歯ごたえがある方が好きなので、残りの小豆あん40gを最後に加えて混ぜます。逆に豆々しい感じが好きなら、ハンドブレンダーは無し、ここはお好みです。



そのまま冷やすと分離しやすいので、粗熱を取って、冷蔵庫で30分~1時間ほど、とろみがつくまで少し冷やしてから、型に流し込みます。ハンドブレンダーで攪拌後は泡がでますが、冷蔵庫でとろみを付けると、自然に消えます。型は何でもいいですが、水に濡らしてから入れると、型から外れやすくなります。これを3時間ほどしっかり冷やし固めれば、できあがり。



ゼラチンは25℃を超えると溶けてしまうので、特に暑い時期、食べる直前に冷蔵庫から出す必要があります。お皿を冷やしておくといいかも。フォークで食べられるくらいの柔らかさですが、もう少し固い方がお好きな場合は、ゼラチンの量を増やしてみるといいかも。
あずきアイス
ティラミスを作ったときの要領で卵黄に火を通して(ティラミスの記事:牛乳クリームチーズでティラミスを作ってみた)、卵を入れたタイプのアイスを作ってみました。

材料(できあがり量500gほど)
- 小豆あん 240g
- 卵黄 2個分(34gほどでした)
- 砂糖 20g
- 生クリーム 200g(40gと160gに分けて使います)
- ラム酒 小さじ1
作り方
まずは卵のクリームを作っていきます。卵黄2個、砂糖20g、生クリーム40gを順に泡立て器を使って混ぜ合わせ、沸騰したお湯の中で湯せんにかけ、10分間ほどややもったりするまで混ぜながら火を入れていきます。はじめは泡立ちますが、泡が落ち着いてきてもったりしてきたら、湯せんから外して、さらにハンドミキサーまたは泡立て器で全体に空気が入るように攪拌し、冷ましておきます。若干、色が白くなります。



卵のクリームを冷ましている間に、生クリームは別に泡立てておきます。最後に、卵のクリームに小豆あん、生クリームを入れて混ぜ、お好みでラム酒を入れます。



ブラックフライデーに、中国系雑貨屋さんでアイスクリームの容器を手に入れたので(ブラックフライデーの記事:2024年もザンビアでBlack Friday(ブラックフライデー)始まる!)、今回は、それに入れてアイスバーにします。全部入らなかったので、残りは製氷機に入れましたが、入れ物はお好みのもので大丈夫です。一晩くらいしっかり固めると、小豆アイスの完成。アイスバーは、入れ物の裏からざっと常温の水をかけ、1分ほど置いておくと、きれいに取れました。



かなり小豆あんが濃厚、あずきバーが好きな方におすすめです。卵などが入っているので、本物に比べるとカチカチになりにくく、食べやすいと思います。
あずきのマフィン
一時期よく作っていたりんごのマフィンを(りんごのマフィンの記事:ザンビアでりんごマフィンを作ってみた)、小豆バージョンに少々変更して作ってみました。

材料(マフィン型6個分)
- 小豆あん 150g(120gと30gに分けてつかいます)
- 無塩バター 70g
- 砂糖 40g
- 薄力粉 100g
- ベーキングパウダー 4g
- 卵 2個
作り方
常温に戻したバターに、砂糖をすり混ぜ、薄力粉とベーキングパウダー、卵2個を割り入れて泡立て器で均等になるまで混ぜます。そこに、小豆あん120gをざっくりと混ぜ合わせます。小豆あんは均等に混ぜるより、やや偏りがあった方が、その味が感じられるので、ある程度混ざれば大丈夫です。



生地をマフィン型に8割くらいまで入れ、最後に残りの小豆あん30gほどを、上にのせます。これが味のアクセントにもなっておいしさも変わるので、忘れずに。予熱しておいたオーブン170℃で25分ほどすぐに焼きます(ベーキングパウダーを入れているので、生地の作り置きはNGです)。焼いている間にバターが溶けて平らになるので、ある程度、適当に型に入っていればであれば大丈夫。焼きあがったらすぐにマフィン型から外して、網の上で冷まします。



小豆の味をしっかり感じられるマフィンです。あれば、抹茶を入れると、よりおいしいかも。
はじめに作った小豆スイーツは、課題が色々と残った感じがしたので、結局、レシピを調整して、2回目の小豆スイーツ祭りをしてしまいました。一番気に入ったのは、小豆アイス、リピートしてもいいかも。でも、食べたかった小豆も過ぎたるは。。。また間を空けて作ってみようと思います。