ザンビアで玄米茶祭り

玄米茶の炊き込みご飯イメージ やってみた

年末も近くなってきたし、日本からの食材の在庫を確認していたら、前回の一時帰国の際、友人がくれた玄米茶を発見。ザンビアではコーヒー以外は基本的に冷たいものばかり飲んでいて、いつかとっておきの時に、と大事に取っておき過ぎて、賞味期限が迫っていました。ティーバッグ10袋入り、1杯は普通においしく飲んで、せっかくなので、今回は玄米茶を使って3品ほど作って、楽しんでみることにしました。

友人からもらった玄米茶イメージ
友人からもらった玄米茶
久しぶりの玄米茶は香ばしくておいしいイメージ
久しぶりの玄米茶は香ばしくておいしい
玄米茶(取り出したもの)イメージ
玄米茶(取り出したもの)

玄米茶の炊き込みご飯

玄米茶の香ばしさで連想するものは、まずはお茶漬け。でも、ザンビアではお茶漬けをするには、やや具材が乏しい。ご飯に合うなら、そのまま入れて炊き込みご飯は?いうことで、茶葉ごと入れてみることに。ティーバッグの中身を出してみると、割と粒子が細かかったので、これならそのままいけそう。

玄米茶の炊き込みご飯イメージ
玄米茶の炊き込みご飯

材料(2合 4人分ほど)

  • 玄米茶 ティーバッグ 2袋
  • 米 2合
  • 水 380ml
  • にんじん 1/4本程度
  • 油揚げ 1/4枚程度
  • きのこ(Mushroom Oyster ヒラタケ) 1/4パック程度
  • 乾燥ごぼう 大さじ2ほど(無くて可。今回はあったので入れてみました) 
  • だしの素 小さじ1
  • 塩小さじ 1/2
  • 醤油 大さじ1/2
  • 酒 大さじ1
  • みりん 大さじ1

作り方

お米2合は洗って水を切り、380gの水に浸水させておきます。にんじんは千切りにして、油揚げは短冊切り(先日作って冷凍しておいいたものを使用(油揚げの記事:ザンビア 中国系市場の豆腐で油揚げを作ってみた))。きのこは、適当に割き、調味料は事前に溶かしておきます。今回は乾燥ごぼうも賞味期限切れだったので、これも投入。

いただきものの日本米も放出イメージ
いただきものの日本米も放出
水に浸けておくイメージ
水に浸けておく
材料は切って調味料は合わせておくイメージ
材料は切って調味料は合わせておく

あとは、材料を全部合わせていつものように炊くだけです(炊き方の記事:ザンビアでも圧力は強い味方)。とても簡単。お好みで食べるときに海苔、胡麻など(ネギはお茶の香りが飛ぶのでダメでした)をかけていただきます。

材料を合わせてイメージ
材料を合わせて
圧力鍋で炊く
炊き上がりイメージ
炊き上がり

思った以上においしくできて、ひとり2杯はペロッといけました。ふわっとお茶の香りが広がるので、さっぱり感もあっておすすめです。

玄米茶のポタージュ

玄米茶を連想するもの、玄米茶ラテ?最近、お茶と牛乳を合わせたドリンク、抹茶ラテ、ほうじ茶ラテや玄米茶ラテって、よく聞きます。そのままラテにしてもつまらないし、これは、スープにしたらどうだろう?ということで、茶葉ごとポタージュに入れてみました。

玄米茶のポタージュイメージ
玄米茶のポタージュ

材料(2人前)

  • 玄米茶 ティーバッグ2袋(トッピング用に少し分けておく)
  • オリーブオイル 小さじ1
  • 玉ねぎ 1/4個(50gほど)
  • じゃがいも 1個(100gほど)
  • 塩 ひとつまみ
  • だし汁 300g(だしの素 小さじ1)
  • 牛乳 150g
  • 砂糖 小さじ1/2
  • 塩 適量

作り方

後でハンドブレンダーにかけるので、野菜の切り方は適当。玉ねぎもじゃがいもに薄めに切っておき、じゃがいもは水にさらしておきます。熱した鍋にオリーブオイルを入れ、野菜と塩ひとつまみを入れ、透き通ってくるまで中火で炒めます。ここにだし汁を入れ、野菜が柔らかくなるまで10分ほど煮ていきます。だし汁はこれも賞味期限間近のいただきものの茅乃舎だしがあったので、今回は水と一緒に入れ、3分ほど煮出して取り出しました。

じゃがいもは水にさらしておくイメージ
じゃがいもは水にさらしておく
玉ねぎとじゃがいもを炒めイメージ
玉ねぎとじゃがいもを炒め
だし汁を入れて煮るイメージ
だし汁を入れて煮る

野菜が柔らかくなったら、玄米茶葉、牛乳を追加し、ハンドブレンダーで攪拌します。最後に砂糖を入れ、味を見て塩などで整えて、沸騰しないように温めたらできあがりです。器によそったら、残しておいた茶葉をかけて、いただきます。

茶葉は少しだけ取っておくイメージ
茶葉は少しだけ取っておく
牛乳と茶葉を加えて滑らかにするイメージ
牛乳と茶葉を加えて滑らかにする
沸騰させないように温めるイメージ
沸騰させないように温める

玄米茶の味がしっかり味わえるスープになりました。温かいままでも、暑い時期は冷たくしてもおすすめ。

玄米茶わらび餅

お茶を楽しめるスイーツは何だろう?と考えるなら、やっぱり和菓子系でしょうか。ザンビアに来て、手打ちうどん用にタピオカスターチを常備しているので(手打ちうどんの記事:ザンビアで手打ちうどんを作ってみた)、暑い時期にぴったり、さっぱりした玄米茶味のわらび餅を作ってみました。

玄米茶わらび餅イメージ
玄米茶わらび餅

材料(出来上がり量500gほど)

  • 玄米茶 ティーバッグ2袋
  • 水 400g
  • タピオカスターチ 80g
  • 砂糖 40g
  • きな粉(いただきものの黒ごまアーモンドきなこ)  適量
  • 砂糖 適量
  • 塩 ひとつまみ

作り方

事前に玄米茶液を作っておきます。分量の水のうち、200gくらいを鍋に入れ火にかけ、沸騰直前で火を止めます。玄米茶のティーバッグを入れて蓋をし、3分ほど蒸らしてティーバッグをきっちり絞って取り出します。これに冷たい水を追加し、全体量が400gになるように調整します。

沸騰直前に火を止めるイメージ
沸騰直前に火を止める
3分ほど蓋をして蒸らすイメージ
3分ほど蓋をして蒸らす
400gになるように水を加えるイメージ
400gになるように水を加える

お水を追加し、玄米茶液の温度が下がったところに、タピオカ粉と砂糖をいれます。これを粉が沈殿しないようによく攪拌し、ヘラなどで混ぜながら中火にかけていきます。火が入ってくると、段々とろみがついてくるので、弱火にし、鍋の底が焦げつかないように注意しながら混ぜます(テフロン加工の鍋の方が焦げつかないかも)。

タピオカスターチと砂糖を入れるイメージ
タピオカスターチと砂糖を入れる
沈殿しないようにかき混ぜるイメージ
沈殿しないようにかき混ぜる
とろみがついてきたら弱火にイメージ
とろみがついてきたら弱火に

全体が透明になってきたら、2分ほどさらに混ぜて完全に火を通します。火から下ろして、きれいな水で濡らしておいた、お好みの容器に入れ(容器を水に濡らしておくと、後で簡単に出せます)、すぐに冷蔵庫で冷やし固めます。わらび餅はでんぷん質と水でできているので、腐りやすく、特に夏場は注意。一度に食べない場合は、食べられる量を容器に小分けして保存するがいいかと思います。

透明になって2分イメージ
透明になって2分
容器を水に濡らしておくイメージ
容器を水に濡らしておく
小分け容器に入れすぐに冷やすイメージ
小分け容器に入れすぐに冷やす

3時間ほど冷やしたら、包丁を霧吹きなどで水に濡らして、お好みのサイズに切ります。あんまり甘いとお茶の味がしなくなるので、砂糖やや控えめで、きな粉と砂糖を3:2、塩ひとつまみ混ぜた中に落とし、全体にまぶしたら、すぐにいただきます。次の日までに食べられない場合は、密閉容器のままかラップに包んで冷凍がおすすめです。

お好みのサイズにカットイメージ
お好みのサイズにカット
きな粉をまぶすイメージ
きな粉をまぶす
できあがりイメージ
できあがり

お茶が無くてもできる3品ですが、入れると玄米茶の香ばしい風味がよく合って、どれもおいしかったです。玄米茶じゃなくても、緑茶でもほうじ茶でもできそうなので、また作ってみようと思います。海外にいると、思わぬところからおいしいものが食べられることが多く、それがちょっとした日々のアクセントになったりします。本当にいただきもの様様です。

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