3月は日本の決算月。予算の関係で3月末ならお休みが取れるとのことで、先日、日本に帰ったばかりではありますが、たっての希望を叶えてもらい、サウスルアングア国立公園に行ってきました。
なぜ今サウスルアングア国立公園に行くことに?
ザンビアの代表的な3つの国立公園のうち、既にカフエ(カフエ国立公園の記事:2024年ザンビア カフエ国立公園 年忘れの旅)、ローワー・ザンベジ(ローワー・ザンベジ国立公園の記事:ザンビア ローワー・ザンベジ国立公園3泊4日旅行)には行けたので、残すところはサウスルアングアです。サウスルアングアに関しては、他の国立公園に比べてあまり情報が無く、且つ、飛行機嫌いとしては、ルサカから一番遠く不便な場所にあるため、当初は行く予定にはしていませんでした。
しかしながら、去年ローワー・ザンベジ国立公園へ行った際、一緒にゲームドライブ(国立公園や保護区内で、車で野生動物を見に行くこと)に出掛けた女の子が、サウスルアングアが本当によかったと。さらにそこのゲームドライブのガイドさん曰く、ザンビアで国立公園のガイドとして、その道を極めていくなら、カフエ →ローワー・ザンベジ → サウスルアングアの順に、その経験値レベルを高くできると。これを聞いて、一気にサウスルアングアに興味が湧き始めました。これは3国立公園制覇しなくてはならないかも。本当なら雨季終わりのこの時期ではなく、乾季に行きたいところですが、休暇が取れるタイミングも限られているので、ここで行ってみることにしたのでした。
サウスルアングア国立公園について
サウスルアングア国立公園は、ザンビア東北部、ルアングア川の渓谷に位置していて、面積は9,050kmに及びます。1938年に動物保護区、1972年に国立公園に指定されました。ザンビアでは、カフエに次いで2番目に大きな国立公園で、ウォーキング サファリの発祥の地としても世界的に知られています。経験、知識共に豊富なガイドが多く、サウスルアングアはアフリカで数少ない夜間ドライブが許可されている国立公園でもあるので、ナイトサファリに興味がある方にもおすすめです。
ライオン、ヒョウ、ゾウ、バッファロー、シマウマ、さまざまなアンテロープ(牛の仲間)など、アフリカで最も野生動物の密度が高い場所のひとつとして知られています。そしてルアングア川は世界でも、有数の多くのカバの群れが生息する川のひとつであり、周辺には400種を超える鳥類も生息しています。

サウスルアングア国立公園で見られるキリンは、ソーニクロフトキリン(Thornicroft Giraffe)と呼ばれ、ルアングワ渓谷にしか生息しない珍しい種類とのこと。 このキリンを保護するために、多くの手付かずの自然が残されたと言われています。また、ヒョウ(Leopard)の個体数が多いそうで、「アフリカのヒョウの首都」と呼ばれたりもするそう。ただ、今回雨季終わりだったこともあり、最終的に見ることができませんでした。

ちなみに、ライオンも雨季は見られないそうなので、具体的に見たい動物が決まっている方は、季節を選んで行かれるのことをおすすめします。
サウスルアングア国立公園 旅行日程
今回の旅行は3泊4日、いつもの旅行会社でおすすめされた、サウスルアングア国立公園内にある、Mfuwe Lodgeに滞在しました(Mfuwe Lodgeのサイトへ:Mfuwe Lodge)。滞在中の3食+1日につき2ゲームドライブ(ゲームドライブ時のドリンク、国立公園の入域料等も含む)が含まれたプランで、現地で食事の際などに注文したドリンクだけチェックアウトの会計時に別支払いになります。

他の国立公園と大きく違うのが、ボートクルーズがないところ。午前6:30~10:30にゲームドライブかウォーキングサファリ、午後15:45~19:30くらいまでゲームドライブ(ナイトサファリ含む)と、決まった時間に参加することになります。ツアー旅行に参加したような印象で、基本的に旅程期間中は、同じ参加者と運転手兼ガイドさんとで一緒に、同じ時間、同じテーブルで食事をすることになりました。私たちが一緒になったのは、アメリカから旅行でいらした、落ち着いたご夫婦。とても気さくな良い方々で、会話などにも気を遣ってくださって助かったのですが、人によっては他の方と食事まで一緒にするのはやや気詰まりになるかもしれません。
滞在最終日にアメリカからの18人の団体が到着して、さらに翌週には20人を超えるお客さんが来るとのこと。2日目までは個別にサーブしてくれた食事も、団体の到着後にすべてビュッフェスタイルに変わったので、こちらは大人数の旅行者の受け入れに特化したロッジなのかな、と思いました。

現地までの移動に関しては、車のチャーターも検討しましたが、最終的に長距離バスを利用しました。こちらに関してと、現地での個別の内容も、日程に合わせて後日各記事で紹介したいと思います(内容など変更するかもしれませんが)。