ザンビアに訪ねに来てくれた友人と2人で13日間の旅に出ることにしました（旅詳細：まだまだ知らないことばかり第2ツアーのはじまり）。10日目の記録です。
10日目、旅もいよいよ終盤。もともとこの日はダルエスサラーム（Dar es Salaam）から車で7時間ほど行ったところにある、キルワ島（Kilwa）へ行き、そこで2泊する予定としていました。世界遺産に登録されている、「キルワ・キシワニとソンゴ・ムナラの遺跡群」を訪れる目的です。キルワ島は地元のバスで6時間ほどで行ける場所ですが、アフリカのバスは乗客が集まらないと出発しなかったりと、時間が無い私たちにはかなり危険、そこでここから3日間の予定でレンタカーを依頼していました。この日、第3の大波乱の幕が開けます。
出だしは順調に
朝は天気がよく、ご機嫌に目が覚めました。早めに出た方がいいとのことで、朝食を食べて8:00頃ホテルに迎えに来てもらい、キルワへ向けて出発。
ダルエスサラームの渋滞は本当にひどく、トゥクトゥクなどの3輪タクシーをはじめとして、たくさんのバイクが車と車の間をぬって走ります。ルサカではなんとか運転できていますが、ダルエスサラームで運転するなんて考えられないくらいです。
キルワまではこの渋滞のため、7時間くらいはかかるだろうと言われていました。ダルエスサラームの中心地を抜けると、車は流れて、ヤシの木やバナナ、パパイヤの木が植わっている高原のような景色の中を、順調に4時間ほど走りました。と、ここで事件は起きました。
橋が落ちた？
Somangaを通過し、しばらくいったところで、突然車はストップ。聞くと、数時間前に橋が流れてしまって、通行止めになっているとのこと。近くには川を渡ってずぶ濡れになった人たちの姿が。この道は以前は未舗装道路だったそう。舗装がされたいうことで、安心していたのですが、橋が盲点でした。Google Mapsの画像で見てみると、石を積んだような橋がかかっていました。雨季に水量が増えることで、実はこの橋、2週間前も壊れたそうで（言っておいてくれ）、きちんとした橋を架けるように提言がされている状況とのこと。2時間ほど？で修復できるというので（そんなに早くどうやって？と思いましたが）、とりあえず車に乗ったまま待ってみることにしました。
2時間経過も動きなし
2時間後、ボートを載せた車が登場。エンジンを設置し、人を渡すサービスを開始し始めました。動いていたショベルカーの方はいつのまにか停止して動きがありません。キルワ島へ行く迂回路はないので、ここが渡れないなら終了です。この川は海へ流れ出るとのことで、干潮で水が少なくなる16:00くらいまで待ってみましたが、もはや今日中の修復は不可能、明日も怪しいと言う話になってきました。
ということで、レンタカーを依頼した旅行代理店の方と相談、今ならダルエスサラームまで引き返せるだろうとのご判断をいただき、キルワ島へ行くのは諦めてダルエスサラームまで戻ることにしました。
ダルエスサラームへＵターン
ここを通るのがあと数時間早ければ、逆に帰りに足止めに遭い、友人の帰国便に間に合わなくなったと思います。それよりはよかっただろうと思うことに。キルワ島での宿は2泊全額負担でキャンセルし、車で送ってもらえるため、ダルエスサラームの中心部から少し離れたところの安宿の予約を確保しました。
ダルエスサラームへの道すがら、あと2日の旅程をどうするかの相談をしました。昨日の印象だと、あと2日をダルエスサラームで過ごすのは、ちょっと、と言う話に。どこかいい所が無いか旅行代理店の方にお聞きすると、北に2時間ほどいったところにある、バガモヨ（Bagamoyo）がおすすめとのこと。ご厚意で、レンタカーもそのままの料金でいいですよと言っていただいたので、最終的に翌日にバガモヨへ行き1泊することに決めました。
旅程を立て直し、気持ちも立て直して
さらにバガモヨの宿もある程度決め、何とか気持ちを立て直したところで、21:00前、ダルエスサラームの宿へ到着したのでした。SIMカードを手に入れておいて本当によかったです。ネットが使えない、連絡ができない状態だったら、このトラブルに対処は難しかったです。それに、ちょっと冒険心を出してレンタカーじゃなく現地のバスで行っていたら、途方に暮れていました。
宿にチェックイン後、もうかなり遅かったので、近くのお店でシュワルマを買って夕食にしました。とりあえず、無事に今日も過ごせたことに感謝して、この日は眠りについたのでした。
