ザンビアに訪ねに来てくれた友人と2人で13日間の旅に出ることにしました(旅詳細:まだまだ知らないことばかり第2ツアーのはじまり)。12日目の記録です。
この日、キルワ島(Kilwa)で過ごすつもりでしたが、旅程を急遽変更し、バガモヨ(Bagamoyo)へ向かいます。
ダルエスサラームの安宿でゆっくり朝食
今回泊まったのは2人で25ドルの、地元の人とか、バックパッカー向けの宿。この日は緊急で寝るだけだったので、値段重視でここにしましたが、水シャワーだったことを除けば、きちんとした朝食、果物まで付いていて、思ったよりちゃんとしていました。久しぶりにこういう経験もいいかも。



Kijiji cha Makumbusho/ Village Museum, Mikocheniへ立ち寄り
朝9時、レンタカーが迎えに来てくれ、まずは、Village Museumへ行ってもらうことに。博物館に関心がある友人は、当初ここにも興味を持っていましたが、やや中心地から離れていたために旅程からは外していました。今回泊まった宿がちょうど近くの立地だったこともあり、せっかくなので立ち寄ります。
ザンビアは70以上の多民族国家と言われますが、タンザニアも負けず、約130の民族が暮らしているそう。この博物館では、広い公園のような敷地に、代表的な民族の伝統的な暮らしを見て体験することができる場所です。入場料は6ドル(1,600TZS)ほどでした。



各民族の伝統的な造りの家に入ることができるほか、その土地固有の木なども植えられていて、自然一杯の雰囲気。敷地内を歩いているだけで、気持ちいいです。高層ビルが見えたりして、ちょっとここだけ別世界な感じがしました。



1時間ほど博物館をゆっくりと見学し、一路、バガモヨへ出発しました。ダルエスサラーム近郊の道は、ほとんどが工事中。渋滞の緩和のため、道路の中央エリアをバス専用車線に変えているようで、あっちもこっちも車線制限がされていて、余計渋滞するという悪循環。バガモヨへ到着したのは、12:00前くらいになりました。

Firefly Boutique Lodgeにチェックインする
バガモヨの町はストーンタウンと少し似ていて、中心部は狭い道が入り組んでいました。今回予約した宿、Firefly Boutique Lodgeも、なかなかに狭い道沿いにありました。かろうじて車で入ってもらって、ようやく到着。
ストーンタウンで泊った宿、Jafferji Houseが気に入ったと書きましたが(宿の記事:8日目 タンザニア ザンジバル ストーンタウン観光)、今回泊まったFirefly Boutique Lodgeも、負けず劣らず素晴らしい宿で、ひと目で気に入ってしまいました。自然いっぱいの雰囲気にアンティーク調の内装がとても合っていて、ここで過ごすだけで癒されます。ここに入った途端、昨日の大波乱があっという間にどこかへ。ウェルカムドリンクはアボカドとパッションフルーツのフレッシュジュースで、これまたおいしいこと!








Firefly Boutique Lodge の場所
Poa Poa Restaurantで雨宿りランチ
到着したとたんスコールに見舞われたので、Google Mapsで評判のお店だった近くのお店、Poa Poa Restaurantでランチにすることにしました。ここのお店も内装が可愛いこと。Chicken Wrapをオーダーしましたが、食べ物も評判通りおいしかったです。明日にはバガモヨを出発しなければならなかったので、1回しか行きませんでしたが、もう1日あったら、リピートしたかも。



Poa Poa Restaurant の場所
バガモヨ散策
バガモヨ(Bagamoyo)は、ザンジバルのストーンタウンと歴史が似ています。少し書いておくと、ザンジバルのちょうど対岸に位置し、ストーンタウンと同じ19世紀前半、アフリカ内陸部からザンジバルへ向かう商人たちが集まり、奴隷や象牙などの貿易の重要な中継地として栄えた町です。ドイツ植民地時代、1886年から1891年まで、東アフリカ最初の首都にもなっています(その後、ダルエスサラームが首都になり、重要性が低下)。このような背景で、ここバガモヨにも、アラブ風建築やドイツ統治時代の建物が数多く残されていて、そしてそれがまだ世界遺産ではありませんが、ユネスコ世界遺産の暫定リストに登録されているそうです。
雨が上がったところで、街中の散策にでました。ストーンタウンと同じで、ガイドさんが説明しながら歩いてくれるツアーがあり、Old Arab Fort of Bagamoyoへ行くとおすすめされました。ツアーではないと、写真が撮れなかったり入れなかったりする場所もあるようです。ただ、私たちは時間もあまりないので、今回も行きたいところを中心に歩いてみました。








大雨季だし、平日ということもあり、街中は人がそんなにいませんでした。静かな漁村と言った雰囲気です。教会までの道を行きは村中を歩いて行ったのですが、人々の暮らしを垣間見れて、ほっこりしました。
Firefly Boutique Lodgeで夕食
Firefly Boutique Lodgeが素晴らしかったので、夜までレストランが営業していると聞いて、プールサイドで夕食をいただくことにしました。まずはビールで疲れを癒し、暗くなったら場所を寛げるソファー席に移して、Hummus(ひよこ豆のペースト)と海老とトマトの一皿をオーダー。どの料理もおいしく、最高の最後の夜を友人と過ごしました。




宿にネコちゃんとワンちゃんが両方いたのですが、ご飯を食べている間、ずっと見つめられました。視線を合わせようとすると、今度は2人とも見てないふり。これがまた可愛らしく、本当に癒された締めくくりになりました。

