12月に入り、国民の大部分がキリスト教のザンビアも、モールなどがの飾りつけが進み、一気にクリスマスらしい雰囲気が出てきました。日本にいたら、好きなお菓子をたくさん買って、手作りアドベントカレンダーを作ったりして楽しむところですが、選択肢が少ない今年は、まずはシュトーレン(シュトレンとも)を作ってみることに。
シュトーレンとの出会い
今では日本でもクリスマスに見るようになったシュトーレン。シュトーレンとの出会いは、20年くらい前、友人に会いにドイツへ行ったときでした。ちょうどクリスマスマーケットの時期で、お土産として買ってみたのが最初です。もともと小麦系のお菓子やパンに目が無いので、今まで味わったことがなかった、やや大人の味のするシュトーレンのおいしさにハマりました。お値段も、カロリーもそれなりにするので、毎年このクリスマスを待つ間だけに少しずつ味わう、ちょっとした楽しみでもあります。
参考レシピ
今回は、手に入る材料が限られているので、YouTubeのはるあんちゃんのレシピ(参考レシピ:スーパーで買えるものだけで作れる「シュトーレン」の作り方!)を参考に作ることにしました。どうでもいい話ですが、YouTubeを見始めた当時、高校生だった「はるあん」ちゃんも、気付けば今や大人の料理家になっていて感慨深い。たまにほんわかした雰囲気に癒されています。
材料(シュトーレン1本分 600gほど)
バターや砂糖、小麦粉類は普通にザンビアのスーパーマーケットで手に入るもの。買うときに迷いそうなものだけ、追記やリンクを貼っています。
ラムレーズン
- レーズン 100g
- ラム酒 大さじ3 (Captain Morganのラム酒)
発酵種
- 強力粉 50g
- 塩 ふたつまみ
- ドライイースト 1g (ドライイーストの記事へ:ザンビア イースト菌の世界)
- 水 大さじ3
生地
- 無塩バター 50g
- 砂糖 30g
- シナモン 小さじ1
- マーマレード 大さじ2
(今回は自家製を使用。マーマレードの記事へ:ザンビアでマーマレードジャムを作ってみた) - 強力粉 80g
- 薄力粉 30g
- くるみ 30g (くるみの記事へ:くるみあんパンを作ってみた)
仕上げ
- 無塩バター 30g
- 砂糖 適量
- 粉糖 適量
作り方(前日夜準備)
作り方もほぼYouTube動画のままですが、記録のために記載しておきます。まずはレーズンをお湯で洗って、ラム酒に漬け込んで冷蔵庫へ。レーズンは南アフリカの製品で、やや大き目だったので、小さめに切っておくと、出来上がりがきれいかも。ラム酒は日本で手に入る製菓用の小瓶が欲しかったのですが見つけられず、まだザンビアにしばらくいるし、お酒として飲んでもおいしそうなので、ちょっとお値段はしましたが、スーパーマーケットSHOPRITEでCaptain MorganのORIGINAL SPICED GOLDを購入しました。
次に、発酵種の材料を混ぜて、ラップをして、同様に冷蔵庫において置きました。翌朝(12時間後くらい)には発酵して気泡がたくさん見え、3倍くらいになっていました。
作り方(当日)
室温に戻しておいたバターに砂糖、シナモン、マーマレードを順番に入れて泡立て器を使ってすり混ぜます。このレシピを選んだ理由のひとつが、マーマレードを使うこと。先日マーマレードを作って、まだたくさんあるので、少しでも消費したい。ザンビア産の甘いマーマレードを使う場合は、少し砂糖を減らしてもいいかも。マーマレードまですり混ぜたら、昨夜仕込んでいおいた発酵種をちぎって、さらにすり混ぜていきます。
発酵種がきれいに混ざったら、粉類と、手で適当に割ったくるみ、昨夜漬けておいたラムレーズンを汁ごと追加してゴムベラで粉っぽさが無くなるまで混ぜます。打ち粉をたっぷりして、オーブンシートの上に適当に広げ、シュトーレンの形、三つ折りにします。
できあがった生地を常温で1時間ほど発酵させました。若干ふっくらしたくらいで、やっぱり大きさはそこまで変わりません。全体的に生地が馴染んでしっとりした印象です。これを余熱したオーブンで180℃で30分焼きます。
焼きあがった生地に、日持ちさせるために、溶かしバターを塗って、砂糖を上からかけます。裏は、熱々だと生地が割れるので、上が少し冷えて、生地が固くなってからがおすすめ。最後に完全に冷えてから粉糖を振って完成です。
出来上がったシュトーレンは乾燥を防ぐためにラップに包んで、冷蔵庫で保管。通常は、2週間ほど持つとのことです。真ん中からカットして食べていくと、乾燥が防げるんだとか。
少しずつカットして、クリスマスまで楽しみたいと思います(クリスマス前に食べきっちゃいそうですが)。