一夜で溶けるキノコ「ササクレヒトヨタケ」

ササクレヒトヨタケイメージ ザンビア

未明、すごい集中的な豪雨がありましたが、今朝は一転、気持ちいい晴れた空に。ふと庭の方を見ると、外に置いてあるテーブルの下に見慣れないものを発見しました。

晴れた空イメージ
晴れた空

なんと、立派なキノコが生えている!最近、白い小さなキノコが出ているな、とは思っていたものの、庭師さんが掃除のたびに取っていたので、大きくなることは無かったのですが、これは立派。傘が黒くて(メイン画像)いかにも毒を持っていそうですが、可愛らしい形のキノコです。

テーブルの下にキノコイメージ
テーブルの下にキノコ

google画像検索してみると、「ササクレヒトヨタケ」と出ました。なんと白くて小さいものだけは食べられ、ヨーロッパでは「コプリーヌ」ともよばれて高級食材。日本でも春から秋にかけて自生するそうです。周りにいくつか白いのも生えていましたが、さすがに何かあったらご迷惑になるので、食べる気には。生え始めて1週間程、キノコの胞子が成熟すると毒性をもち、胞子を拡散するために、傘の縁から黒く液化して一夜にして溶けるんだとか。数時間後には、キノコが確かに溶けて、もうひとつの方も傘が開き始めていました。小さな白いのも、そのうち黒い立派なキノコになるってこと。。。

小さいササクレヒトヨタケイメージ
小さいものも生えてます
数時間後イメージ
数時間後には溶けてもう一つのキノコも

英語ではヒトヨタケの仲間は「Inky caps(インクの傘のキノコ)」とも言われていて、昔は実際にヒトヨタケの傘の液体をインクとして用いたこともあるそうです。本当に知らないことばかり。

ちなみに、ザンビア ルサカのスーパーマーケットで手に入るキノコはだいたい以下3種類。Oyster Mushroom、日本ではヒラタケにあたり、料理に使い勝手がいいのでよく使います(しめじなんかと同じように使えます)。White Button Mushroomは日本で言う、マッシュルームなので、たまに洋食に。Portabellini Mashroomは、アメリカ、ヨーロッパではメジャーになってきているマッシュルームを大きくして、おいしさを凝縮したようなキノコだそうですが、まだ買ったことは無いです。Oyster Mushroomだけが、ザンビア産、あとは南アフリカからの輸入物。その他、写真はありませんが、最近中国系市場でエノキをよく目にするようになりました。

Mushroom Oyster
White Button Mushroom
Portabellini Mashroom
バーベキュー用マッシュルーム
バーベキュー用

ザンビアではもともと野生のキノコを食べる文化があるそう。日本だとキノコは秋なイメージがありますが、ザンビアのキノコは雨季に発生するみたいです。雨季はキノコの季節の始まりでもあるんですね。

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