次は何米にしようかな?

コシヒカリイメージ 食べ物

ザンビアの主食はMaize(メイズ、白とうもろこし)の粉をお湯で練るなどして作る、Nshima(シマ)と呼ばれるものですが(シマの記事へ:日本人のお米、ザンビア人のNshima(シマ))、最近は都市部を中心に食の多様化が進み、お米もよく食べるとのこと。今では国内生産だけでは追いつかず、その他アフリカ、アジア、中東と世界中から輸入もするほどなんだとか。なのでルサカでは、お米はスーパーマーケットなどで割と簡単に手に入ります。

インドからのBASMATI米イメージ
インドからのBASMATI米
他にもいろんな輸入米があるイメージ
他にもいろんな輸入米が

実際に今、自宅ではどんなお米を食べているかというと、実はザンビア産のコシヒカリを食べています。コシヒカリは一般に出回っていないのですが、ザンビアでは6月が収穫時期、運よくルサカに住み始めてすぐに共同購入にお声掛けいただき、20kg確保できたのでした。しかも精米後すぐに届けてもらえたようで、もらってすぐに水の空きボトルに移し替えたところ、今まで虫一匹湧かず(スーパーマーケットで買ったものは虫がいました)。少し緑色をしていたので、本当にコシヒカリか訝しんだものの、炊いて口にすると慣れ親しんだ日本米のおいしさで、笑顔になりました。粒は小さめで揃ってはいないのですが、日本のお米の味がします。おかげ様で、お米には苦労せず。だいたい平日は1合ずつ圧力鍋で炊いて消費していて(圧力鍋の記事へ:ザンビアでも圧力は強い味方)、この調子でいくと、1月までには食べきりそうな気配です。

水の空きボトルに移して保存イメージ
水の空きボトルに移して保存

さて、コシヒカリを食べきったら、何を食べようか。一般的に日本人におすすめされるのは、日本米に近い、西部州のモング近郊で栽培されているMongu Rice(モング米)、北部のタンザニアと接するナコンデ近郊で栽培されているNakonde Rice(ナコンデ米)、東部州でのチャマ近郊で栽培されているChama Rice(チャマ米)あたりで、あとはどれが手に入るかは、スーパーマーケットの在庫状況次第です。

モング米イメージ
モング米
ナコンデ米イメージ
ナコンデ米
チャマ米イメージ
チャマ米

その他、中国系市場に行くと、Tanzan Rice(タンザン米)を見ることがおおいです。モング米と同じような味と言っていましたが、中華料理に合うお米なのかも。まだ見たことはないのですが、高級米として、Sushi Riceというお米も出回っているらしい。当初、食べていたのはモング米。もともと味に敏感な方ではないので、こんなものだろうと不満を感じていなかったのですが、コシヒカリと食べ比べると、香りと食感の違いは歴然でした。次はせっかくなので、モング米以外のお米に挑戦したいと思います。

タンザン米イメージ
タンザン米

ちなみにザンビアの人には、少し長く、タイ米よりは少し粘り気があるSuper Rice(SUPAとも スパ米)という品種が好まれているそうです。あの、Nshima(シマ)のメイズ粉とか、小麦粉と同じパッケージデザインで売られています(パッケージの記事へ:見つけたおもしろかわいい風景)。

スパ米イメージ
スパ米

ザンビアは国土も日本の2倍ほどあって広く、水も豊富で土地も肥沃なので、農業に向いていると言われています。国家政策として農業に力を入れていて、人口の半数以上が農業に従事しているそうです。確かに、アフリカは土地がやせている勝手なイメージがあったのですが、野菜を取ってみても種類は少ないものの、東南アジアで買っていたものに比べ、圧倒的に大きくて立派で驚きます。お米の生産も年々伸びている農産物のひとつ、少しでも国内産のものが増えればいいな。

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