イースター休暇でスペイン旅:バルセロナ編

カサ・ミライメージ ちょっと一息

イースター休暇を利用して、スペインを訪ねてきました(スペイン旅詳細の記事:イースター休暇でスペイン旅)。バルセロナでの記録です。

スペインを訪ねるのは、今回が初めて。バルセロナは2泊で、到着日にカサ・ミラ、2日目にサグラダ・ファミリア、グエル公園と、世界遺産に登録されているアントニ・ガウディの作品群のうち、3つだけは行きたいと考えていました。ところがバルセロナ到着日、現地で情報をネット検索していたら、サグラダ・ファミリアとグエル公園は予約必須との記載!いつもの行き当たりばったり旅を考えていたら甘かった、すでに公式サイトでのチケットは1週間先まで完売表示。次にいつ来られるか分からないし、行かない選択肢はなし。色々と手段を探して、最終的にチケットを入手することができました。スペインに行かれる方は、事前に各チケットを予約して行かれることを強くおすすめします。

カサ・ミラ

建築家アントニ・ガウディの代表作のひとつ、カサ・ミラ。実業家のペレ・ミラとその妻ルゼー・セギモンの個人邸宅として建てられ、高級住宅として賃貸されていた建物です。到着日に行ったのですが、ここは当日予約でも大丈夫でした。以前、女優の杏さんがYouTubeで紹介していた夜のツアーに少し興味があったのですが、もちろんそれはすでに完売。カサ・ミラは魅力的なツアーを実施しているようなので、興味がある方はぜひ計画的に予約してください。今回は、音声ガイド付き(日本語あり)の一般チケット(28ユーロ)を予約しました。

カサ・ミライメージ
カサ・ミラ

遠くからでもその姿は一目瞭然。波打つ曲線でできたフォルムと屋上の突起した彫刻のような煙突?、ユニークな外観からそれだとすぐわかりました。内部の住居スペース、屋根裏の回廊、屋上、玄関ホールなど、1時間半ほど各見どころを音声ガイドを聴きながら回ります。展示を通して、ガウディの生涯と建築作品、卓越した技術を学ぶことができ、今まで名前は聞いたことがあっても、あまり知らずにいたのでとても興味深かったです。(下記イメージはクリックで拡大します)

サグラダ・ファミリア

当日枠が出ることもあるそうですが、イースター休暇のこの時期は難しいだろうと、結局、当日にオンラインの旅行会社を通して、なんと倍ぐらいの金額がかかりましたが、一般チケットの購入ができました(通常は36ユーロ)。カサ・ミラもそうでしたが、チケットとしてQRコードが送られてきて、それをスキャンすることで中に入れます。最近はこうしたシステムについていけないと、観光もままならなくなるのかも。サグラダ・ファミリアは、さらに自分のスマホに専用アプリをダウンロードし、チケットナンバー、登録済みメールアドレスを入れることで、日本語の音声ガイドを聴きながら見て回れるシステムでした(デバイス貸し出しも一部あるようです)。メールアドレスがチケットを購入した旅行会社のもので登録されていたため、サグラダ・ファミリアのスタッフの方に確認する必要がありましたが、なんとか音声ガイドをダウンロードできました。

サグラダ・ファミリアイメージ
サグラダ・ファミリア

アントニ・ガウディが手掛けた、未完成の聖家族贖罪教会であるサグラダ・ファミリアは、2026年に完成予定です。ファサードと呼ばれる門(正面)が3つあり、東の生誕のファサードから中に入り、南の栄光のファサード、西の受難のファサードを順に巡ります。その大きさやデザインの今でも感じる斬新さ。生誕のファサードの彫刻を、日本人彫刻家、外尾悦郎さんが手がけていますが、以前NHKのドキュメンタリーで取り上げられていて、いつか実際に見られたらと思っていたので、とても感慨深かったです。最後に博物館があり、アトリエの様子なども展示されていて、最終的に2時間ほどサグラダ・ファミリアで過ごせました。

グエル公園

実業家であるエウセビ・グエル氏が、ガウディに設計を依頼した高級住宅地であった、グエル公園。サグラダ・ファミリアほどではありませんが、イースター休暇で混み合っているのか、数日先までチケットは完売。今回は、楽天トラベルを通して、英語ガイド付きのチケットを購入することができました(一般チケット10ユーロ、ガイド付きチケット22ユーロ)。以前は無料で入れるエリアや時間帯があったそうですが、今は観光客の場合、グエル公園もチケットがないと見学できないそう。

グエル公園入口イメージ
グエル公園入口

この日は1日中、空はあいにくの曇り模様。グエル公園に入るころには雨が降り出し、土砂降りになってしまいました。聞いたところ、1年に1回あるかないかの悪天候だそう、なんてこと。ゆっくりと見て回りたかったのですが、そんな状況でもなくなり、ツアーで駆け足で見て終わりましたが、一見、崩れ落ちそうな、石を積み上げて作っているその建物の構造が、本当に不思議。入り口のお菓子の家のような建物や、モザイクできれいにデコレーションされたテラスなど、テーマパークに入り込んだしまった感じがしました。

こうしてバルセロナ滞在は、アントニ・ガウディづくしのあっという間の滞在でした。見られてよかった。

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