イースター休暇でスペイン旅:バレンシア編

バレンシアの町並みイメージ ちょっと一息

イースター休暇を利用して、スペインを訪ねてきました(スペイン旅詳細の記事:イースター休暇でスペイン旅)。バレンシアでの記録です。

スペイン3日目、バルセロナからバレンシアへの移動日。当初、直通電車で移動する予定でしたが、朝、Barcelona Sants駅でチケットを買おうとしたところ、10:00前の時点で16:00の便まですべて満席と告げられました。イースター休暇を完全に甘くみていました。急遽バスを探して、オンラインで12:30発のチケットが手に入ったので(18.7ユーロ)、バスが出るEstación de Autobuses Barcelona Nordへ移動、4時間ほどでバレンシアのバス停、Estació d’autobusos de Valènciaに到着することができました。

バルセロナからバレンシアへの移動イメージ
クリックでGoogle Maps バレンシアへ飛びます

バレンシアはマドリード、バルセロナに次ぐ、第3の都市。日本ではバレンシアと言えば、オレンジが有名ですが、そのイメージ通り、びっくりするぐらい、どこでもかしこでもオレンジが木に生っているのを見ました。全部が食用と言う訳ではないそうで、通りのオレンジは誰も収穫せず、そのまま。なんだかとても可愛らしい景色に見えました。歴史的な観光場所が集中した旧市街地には大きな道路が無いので、都会的なバルセロナに比べて穏やかな町並み、石畳の道を散歩するのはとても雰囲気がすてきでした。(下記イメージはクリックで拡大します)

バレンシアは1泊だけ。到着日にセラノスの塔、2日目にバレンシア中央市場と、ユネスコの世界遺産のラ・ロンハ・デ・ラ・セダを見て回りました。サンタ・マリア大聖堂(Valencia Cathedral)にも行きたかったのですが、1日目は時間が間に合わず、2日目は午前中、ちょうど教会で式典が行われていて入れませんでした、残念、またの機会に。

サンタ・マリア大聖堂イメージ
サンタ・マリア大聖堂
入口イメージ
入口

セラノスの塔

旧市街の北東にあるセラノスの塔。中世、14世紀に建てられた城壁の一部、街の入り口となった門です。一時は独房、凱旋門として使用されていたそうですが、今では城壁が取り壊されて、クアルトの塔と、このセラノスの塔だけが残されています。ゴシック様式で建てられており、五角形の2つの塔が左右対称に配置されているのが特徴。

セラノスの塔イメージ
セラノスの塔

ちょっと怖いですが、階段を使って門の上まで登ることができ(2ユーロ)、バレンシアの町並み、南に旧市街、北に新市街を一望することができました。(下記イメージはクリックで拡大します)

バレンシア中央市場

バレンシア中央市場は、旧市街にありますが、観光客だけでなく、実際に現地にの方が買い物に訪れる場所。午前中のみの営業だそうなので、2日目の朝に行ってみました。近くに行くとすぐにわかる特徴的な建物で、ステンドグラスの窓が印象的。近代的な建物ではありますが、旧市街に合わせたデザインです。

バレンシア中央市場イメージ
バレンシア中央市場

野菜や生ハムなどの肉類、鮮魚のほか、パン屋さんなどが立ち並び、とても広いので、見ているだけで楽しくなる場所でした。観光客向けに、生絞りオレンジジュースも飲めたり、一部お惣菜が売られているお店もありました。ここに来ると、スペインの食事がおいしいのもうなずけます。新鮮で豊かな食材に、テンションが上がりました。

ラ・ロンハ・デ・ラ・セダ

ラ・ロンハ・デ・ラ・セダは、バレンシアが経済的に発展した中世に、ゴシック様式で建てられた絹の商品取引所。バレンシア中央市場の向かいに位置しています。外の荘厳さもそうですが、オレンジが生る中庭のほか、天井がとても高い建物内部も素晴らしく、そこまで広くはありませんが、世界遺産に登録されているだけあって、見どころ満載でした(2ユーロ)。

ラ・ロンハ・デ・ラ・セダ 海の領事の広間イメージ
ラ・ロンハ・デ・ラ・セダ 海の領事の広間

ささっと見て回るつもりが、日本語の音声ガイドがあり(5ユーロ)、せっかくなので説明を聞きながら、1時間半ほどこちらで過ごしました。当時、どうやってこんなに天井の高い建物を建てたのか、本当に不思議。契約の間の柱はヤシの木を表現していて、楽園イメージされて作られ、床は大理石、こんな豪華な建物が絹の商品取引所だったなんて、当時の繁栄はすごいものだったんだろうなと思います。

2日目、午後にはアリカンテへ移動したので、あっという間の滞在でしたが、旧市街のきれいな街並みを堪能できました。

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