ザンビア シアボンガ2泊3日旅行

観光

ザンビアでは、7月第1週目の月曜と火曜日が、英雄の日(Heroes Day)、連合の日(Unity Day)として祝日に定められています。英雄の日は、イギリスからの独立のために戦って命を落としたザンビア人を記念、また、国に貢献をした人を称える日。翌日の連合の日は、70を超える多民族国家ザンビアが、さまざまな民族間で団結し、国家の統一を維持する目的で定められた日です。今回、土日と合わせたこの4連休を利用して、ザンビア国内のシアボンガ(Siavonga)へ行ってみることにしました。

目的地 シアボンガ(Siavonga)

シアボンガはルサカから車で3時間ほど南、カリバ湖(Lake Kariba)沿岸にある、観光と漁業を主な産業としている地方都市です。海が無いザンビア、湖を眺めながらゆっくりと過ごすことができるシアボンガは、ザンビアに暮らす人々にとってはちょっとした人気のリゾート地。

シアボンガの町中イメージ
シアボンガの町中

四輪駆動ではない、うちの黄色い車(車の記事へ:ついに来ました、幸せの黄色い子)でも行けるし、割と近いので週末だけでも楽しめると聞いてはいたものの、今までタイミングを逃して行かずじまい。ザンビア ルサカ暮らしも1年過ぎ、せっかくの連休、家にいるだけなのも勿体ないので、いつも無計画な私たち、急遽行ってみることに決めたのでした。

カリバ湖(Lake Kariba)について

カリバ湖は、ザンビアの南端、ジンバブエとの国境に位置する、アフリカ最大級の人造湖。5,400平方キロメートルの面積があり、日本で例えるならば、東京都が余裕で2つ入る広さを有します。ザンビアがイギリスの植民地だった1950年代(中央アフリカ連邦時代)、ザンビア北西部のカッパーベルト(コッパーベルト)銅鉱山が必要とする電力を発電するため、ダム建設が進められました。これによりザンベジ川が堰き止められ、生まれたのがカリバ湖。ダムによって誕生した人造湖としては世界最大の湖と言われています。「カリバ」とは、もともとこの地に居住していたトンガ民族の言葉から来ているそうですが、カリバ湖は、電力の安定と引き換えに、多くのトンガ民族の居住地を奪ったという暗い歴史も持っています。

植物が燃やされたあとにできたカリバ湖は、その肥沃な自然環境により、ワニやカバの生息地になったほか、多くの種類の魚類が湖に放たれ、特にザンビア北部に位置するタンガニーカ湖の在来種、ニシン科の淡水魚カペンタが、カリバ湖での漁業を支えています。近年では外来種のザリガニ(クレイフィッシュ)が一気に増え、レストランで人気の食材なんだとか。

対岸はジンバブエイメージ
対岸はジンバブエ
カペンタ漁に出かける船イメージ
カペンタ漁に出かける船

旅行日程

今回の旅行は2泊3日。Lake Kariba Innsの朝食付きプランを2泊予約してもらいました(Lake Kariba Innsのサイトへ:Lake Kariba Inns)。いつもの旅行会社お願いすると、シアボンガではLake Kariba Innsがおすすめの宿とのことでしたが、急遽お願いしたのですでに満室。キャンセル待ちでギリギリまで待ってもらって、確定したのは前日の夜でした。ザンビアでは、旅行会社料金があるようなので、自分たちで予約するより旅行会社を通して予約した方がお得と思われます。

カリバ湖は、ワニやカバ、寄生虫の危険があるため遊泳は禁止されていて、ザンビア側からの主なアクティビティは、早朝の魚釣りや各種カリバ湖クルーズになります。私たちは、着いた日はゆっくりして、2日目にLake Kariba Innsの無料の簡易ゲームウォーク(徒歩で野生動物を見に行くこと)をして、自分たちでカリバダム見学、夕方からLake Kariba Inns主催のサンセットのクルーズ船に参加する予定に決めました。

Lake Kariba Innsの船着き場イメージ
Lake Kariba Innsの船着き場

個別の内容は、日程に合わせて後日各記事で紹介したいと思います(タイトルは変更するかも)。

  • 1日目 ルサカからシアボンガへ黄色い車で行ってみた
  • 2日目 午前 Lake Kariba inns ゲームウォーク?に参加してみた
  • 2日目 午前 ザンビア世界最大級のカリバダムに行ってみた
  • 2日目 午後 Lake Kariba inns カリバ湖クルーズ?に参加してみた
タイトルとURLをコピーしました