ザンビアの中国人のコミュニティーは80,000人以上(ちなみにインド人は35,000人程度)、中国系のスーパーマーケットや雑貨店もさることながら、ルサカには中国料理店もいくつかあります。各店、中国の中でもどの地方の料理なのかや、得意料理、お店の雰囲気や特徴があるので、好みがわかれるところ。なので、今まで特におすすめの中国料理店はご紹介してこなかったのですが、あくまで個人的な味覚の感想で、日本人に親しみのある味に近いという観点から、Golden Chopsticks Restaurantをご紹介したいと思います。
場所はManda Hill Mallの近く、Great E Rd沿いではなく、Parliament Rd へ左折するとすぐ左手に入口があります。奥がメインのレストランなっていて、その他に門側に一部テラス席や個室もあり、また、お客さんはザンビアの方からアラブ系、中国系の方とさまざま見かけました。
メニューには、ラミネートされた季節限定の中国語記載の1枚と、写真や英語の記載がある冊子型があり、これは珍しいことですが、中国の方、恐らくオーナ?の女性の方は英語も話せるので、メニューについて気軽に質問することもできます。ドリンクはジャスミン茶を無料でもらえますし、もちろん青島ビールなんかもあります。
今までオーダーした中で、炒飯、餃子、麻婆豆腐、空芯菜のにんにく炒め、焼きそばなどは、まさに想像した味が食べられました。特に炒飯は醤油味の茶色ものが出てくるお店が多いのですが、ここは白い炒飯。そして焼き餃子を頼むと、水餃子を焼いただけの分厚い皮のものが出てくることが多いのですが、ここの餃子は日本で食べるものに近いと思います。麻婆豆腐は花椒のきいた本格的な味なので、辛い物が苦手な方は、程度などを相談してみると良いかと思います。
おいしくない、という訳ではなく、それなりにおいしいのですが、ちょっと想像と違った料理もご紹介しておくと、酸辣土豆丝(Hot and sour potato)は、思ったより中国黒酢の炒め物、山城干煸辣子鸡丁は、日本で食べる四川風唐揚げを想像していたら、唐揚げというより鶏の炒め物、紫菜蛋花汤はやや味が薄めでした。
値段が最近上がっていて、材料によってやや高めな料理もあるので、そこはご注意ください。あと、スープは特に量が多く、4人前かと思われるくらいの量が出てきます。何よりも基本的な味が日本人に馴染む感じがするので、一度、お試しください。