ザンビアはクリスマスを終えてほぼ通常営業。お店やレストランが年末年始に閉まるということもあまりなく、クリスマスほど浮ついた雰囲気もせず、公的には元旦が祭日になるだけです。なので、準備しないと年始に食事に困ることはありませんが、うちはおせち料理を作って、家でゆっくり日本流のお正月を過ごすことにしました。年末の様子をなんとなく綴っておこうと思います。
おせち料理の準備中(おせち料理の記事へ:ザンビアでおせち料理を作ってみた)、今年の食べおさめ、最後のランチに、今のところ個人的にルサカで一番好きな、Scallywags Café and RestaurantのBACON AVOCADO BURGERを食べに行こう、と出かけたところ(Scallywags Café and Restaurantの記事へ:Scallywags Café and Restaurant)、家の近くのラウンドアバウトで、なんと!警察に捕まりました。どうやら集中的に取り締まりをしていた模様です。警察官は車を停車させ、さっと後部座席に乗り込むと、説明するからあっちまで行ってと、近くの派出所の駐車場へ誘導し、車を止めるように指示。
理由は、車に反射テープを貼っていなかったから。ザンビアでは、車の前後に必ず反射テープを貼る必要があるそう。ザンビアで夜運転すると、空気中の塵の影響なのか、日本と比べものにならないくらい光が乱反射して、非常に見えにくいです。たまにテールランプが壊れている車も走っているので、確かにこの反射テープは役立つかと思います(夜歩くザンビア人も、安全のため、反射素材の服をよく来ています)。他の車をよくよく見てみると、特に反射テープの形や色が決まっているわけではなく、各車、赤、黄色、白、思い思いの色の反射テープが、四角、丸、楕円など、思い思いの形に貼られています。ゆるい感じがちょっとザンビアっぽい。
罰金K600(3,200円弱)と言われましたが、そちら方面に顔がきく重鎮へ連絡、助けていただき、すぐにテープを貼るという指導だけで事なきを得ました。そこからすぐに反射テープを探しに行き、赤い反射テープを発見(本当は黄色がよかったですが赤しかなかった)、その場でハサミを借りて、切り貼り。テープの値段は1巻きK487(2,800円弱)。罰金と合わせたら、半額で済んだので、不幸中の幸いでした。
ちなみに、派出所へ行ったのは、これで2度目です。黄色い車がやってきてすぐのころ(車の記事へ:ついに来ました、幸せの黄色い子)、家の前の道の真ん中を、2歳前くらいと思われる女の子がひとりぼっちで歩いているのを見つけ、迷子として保護することになり、周囲にいたザンビアの人に案内されていったのが1度目。最終的に、女の子のおじいさんが見つかってそれはとてもよかったのですが、なぜか周囲にいたザンビアの人にガソリン代を求められたり、警察署で女の子のおむつを替えるから、おむつ代を払ってと言われたりと、1度目も、いろいろ衝撃の経験だったのでした。
気を取り直して、その後、Scallywags Café and Restaurantへ行き、BACON AVOCADO BURGERを食べることができました。これで思い残すことなく、新年を迎えられます。お店は、イベントをしているグループで賑やか。ザンビアでは日本のように年末の忘年会的なことはしないそうですが、クリスマスは家族で、年末はなんとなく仲間内でお疲れ様会のような雰囲気はあるのかも。
大晦日のSHOPRITEは、普段はない、花、ケーキ、花火が売られていました。シャンパンやスパークリングワインもコーナーができていたので、お祝いする人もいるのかも。クリスマスイブ、24時を過ぎると花火の音があちこちから聞こえていましたが、新年も花火をあげるみたいです。ザンビアの若者たちが、花火の前であれこれ物色していました。
うちの2023年最後の夜は、作り終わったおせち料理をビールのお供に、乾杯。この日のために取っておいた日本からのお蕎麦と、手作り納豆(納豆の記事へ:ザンビアで納豆を作ってみた)を使って、納豆そばで年越しを迎えました。こうして、ザンビアでの2023年も、なんとか無事に暮れていきました。