先日、中国系スーパーマーケット、HIMART SuperMarket で中国のお米を買いましたが(HIMART SuperMarketの記事:HIMART SuperMarket に行ってみた)、食べていたNakonde Rice(ナコンデ米)がなくなったので、ついに食べてみることにしました。
パッケージを開けてみると、中は真空パック。見るからに高級そうなブランド米な雰囲気を醸し出しています。パッケージに書いてある中国語を調べてみると、五常大米の「稻花香2号」という品種のお米とのこと。五常大米というのは、中国黒竜江省、五常市産の稲(ジャポニカ米)の銘柄名で、五常市自体は近年ブランド米の生産でその名前を知られるようになっているようです。その中でも最高級?なのが「稻花香2号」とのこと。日本で言うなら、「コシヒカリ」でしょうか。日本の東北地方や北海道などで栽培されていた稲種の子孫にあたり、中国の消費者の好みに合うよう、それをさらに改良したお米だそう。
お米はまるでプラスチックでできているかのような光沢があり、粒が揃っていて透明な気がします。うちにあった日本米の魚沼産コシヒカリと比べてみると、長さは日本米の2倍くらいある長粒で、色の白さは違いがありませんが、明らかに透明度が高いです。
裏に書いてあった食べ方には、お米をとぐ記述はなかったのですが、軽くといで1時間ほど冷蔵庫で浸水しました。そしていつものように、圧力鍋でご飯を炊きます(炊き方の記事:ザンビアでも圧力は強い味方)。ザンビアのお米を洗うときはゴミや石、崩れたお米だらけで気を付ける必要がありますが、本当にきれいなお米でなんて楽なこと。一粒も無駄にしたくない感じがします。
炊きあがりをほぐしながら、別のくっつきにくいシリコンの容器に移して、この日は、お米の味がより分りやすいようにおにぎりにしてみました。具材はネギ味噌。握った感じは、ほどよくしっとりしていて、しっかりお米の粒が立ったおにぎりの形になりました。さてお味はいかに?
まずは香りは日本のお米と同じです。ザンビアのお米の独特な香りに慣れてきてはいたのですが、こっちのほうがいいですね。本当に粒が大きいので、しっかりした歯ごたえがある気がします。日本のお米のもちもちっとした感じより、存在感があるというか。甘味やしっとり度も、日本のお米に比べるとややあっさり目。品があって、確かに、中国人の嗜好に合わせたブランド米だけあって、中国料理、炒飯とか、炒め物と合わせるといいような気がします。
間違いなく普通においしいです。日本の新米とかブランド米に比べてしまうと、日本のお米で育った個人としては甘みがあってもちもちしている感じがより好みなので負けてしまいますが、選択肢が少ないザンビア、お米にこだわる方にはありなんじゃないかと思います。日本のブランド米くらいの値段だったので、普段に食べるお米としては高い気も。うちは、しばらくこのブランド米を楽しんで、次はと聞かれると一旦検討します。Sushi Rice(寿司米)と比べてみたい気もするなぁ。